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チンアナゴが仕事を放棄し「虚無アナゴ」に!? 水族館の「チン現象」が話題に、なぜ?「デリケートな性格」「やさしくしてあげて」

竹中  友一(RinToris) 竹中 友一(RinToris)

「あまりにも人が多すぎてwwwwwチンアナゴがwwwww仕事をwwwww辞めました」

「桂浜水族館」(高知県高知市)のX(旧Twitter)公式アカウント(@katurahama_aq)が、そんな今年の大型連休の盛況ぶりを表すポストを投稿。館内に起こった珍現象に、リプ欄にも驚きの声が上がっています。

紹介されたのは、館内で飼育されているチンアナゴについて。

チンアナゴは、細長い体のフォルムと、砂底から生えているかのような独特なたたずまいが人気の魚。ところがこの日、同館で確認された水槽の中の様子はというと――。

地中に潜りっぱなしで姿をまったく現さず、砂上はひっそりとしています。

「めっちゃ虚wwwww無wwwww虚無アナゴ

投稿ではその有り様について、このように紹介。リプ欄にもたくさんの反響がありました。

「水族館に来てただの砂地を見せつけられるwww」
「チンアナゴ生えず草生えるw」
「今日行ったらチンアナゴ1匹も見かけませんでした」
「みんな仕事放棄して自宅警備員してたのか」
「チンアナゴもGW満喫してるのかも」
「チン上げ交渉のストライキですw」
「まー生き物の機嫌次第なので」

なかには、「チンアナゴさんはデリケートな性格と聞いております」、「見られ過ぎると疲れるんでしょう」、「やさしくしてあげてください」といった心優しいコメントもありました。

チンアナゴのコーナーなのに、チンアナゴが一切みられない――そんな珍現象もとい“チン現象”。一体なぜこんなことになってしまったのでしょう?

同館の広報担当者「おとどちゃんマネージャー」さんに、詳細をおうかがいしました。

――今年のGWの来館者数はいかがでしたか?

おとどちゃんマネージャーさん:昨年より、多くの方にご来館いただきました。雨の日もありましたが開館前から行列ができ、特にGWの後半は一日を通してお客様が途絶えることなく大盛況でございました。

桂浜水族館は、トドやアシカ・ウミガメ・ペンギンなど生きものへのエサやり体験が豊富なのですが、あまりの盛況ぶりに、一時休憩をはさみながらの実施となりました。営業上手な動物たちの罠にかかり、お財布のひもが緩んだお客様がまんまと課金地獄にはまって、悲鳴をあげておりました(笑)。

――投稿のチンアナゴですが、すっかり地中に隠れてしまっていますね。

おとどちゃんマネージャーさん:チンアナゴはもともと、警戒心が強く臆病な性格をしており、危険を感じると瞬時に全身を巣穴に引っ込め、敵から身を守る行動をとります。普段はそっと近づけば隠れることはありませんが、GWは水槽付近も混雑していたので、チンアナゴたちにとってはまさに巨大な敵が大量襲来!といったところだったのでしょう。ほとんど一日中砂の中に隠れて過ごしておりました。なかには砂から頭を少しだけ出して、こちらの様子をうかがっている子もいましたね。

――来館者からの反応は?

おとどちゃんマネージャーさん:現地でクレームにつながることはありませんでした。Xに写真を投稿すると、あまりの「砂だけ水槽」ぶりに多くの反響があり、私たちも笑わせていただきました。

――現在のチンアナゴの様子は?

おとどちゃんマネージャーさん:GWが終わって日常を取り戻すと、チンアナゴたちも安心したのでしょう。普段どおり、何事もなかったかのように、砂から体を出してゆらゆらしています。みんなご飯をしっかり食べて、特に体調不良や異常がみられる個体はおりません。

  ◇  ◇

「チンアナゴたちにとっては真剣な行動ですが、ここまでしっかりと『本能』にふれることができるとは――。これもまたひとつ、生きものの『リアル』ですね」(おとどちゃんマネージャーさん)

高知県の名勝・桂浜の浜辺にある桂浜水族館。もうすぐ創業100年を迎えるといいます。土佐湾に生息する魚を中心に、さまざまな生きものを飼育展示しており、「怪魚“アカメ”の群泳は必見」とのこと。

「GWが明けて、桂浜水族館はすっかりいつもの姿を取り戻しております。ゆっくりと館内散策・お魚鑑賞ができるので、おすすめです。また、夏は煌めく海と力強く美しい自然からいのちを感じられますし、秋は心地よい風の中で水族館を楽しむことができます。冬はのんびりと過ごす生きものたちに癒され、南国土佐の平地では珍しい雪が降れば、見慣れない雪に目を丸める生きものたちの可愛らしい表情を見ることも」(おとどちゃんマネージャーさん)

また、飼育スタッフ手書きの解説版や、クセのある掲示物も同館のみどころ。さらに、エサやり体験や同館ならではのイベントを通して、「見て」「ふれて」「学んで」、大人から子どもまで五感で楽しむことができるとのことです。

「ぜひ一度、遊びに来てくださいね!」(おとどちゃんマネージャーさん)

■桂浜水族館の公式X(旧Twitter)アカウントはこちら
 →https://x.com/katurahama_aq

■桂浜水族館のホームページはこちら
 →https://www.katurahama-aq.jp/

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