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餌を見ると、駆けよってきた子猫「また山に捨てられた?」保護ボランティア「小さな子猫は生きていけない、どうか命を繋いで」

渡辺 晴子 渡辺 晴子

「どうか命を繋いでください」…そんな切実な思いとともに投稿された、保護猫活動家の報告がXやInstagramで大きな反響を呼んでいます。

投稿したのは、鹿児島・大隅半島を中心に活動するボランティア「保護猫ちゃろこ」さん(@hogonekocharoko57)。山中で子猫の遺棄が確認され、防犯カメラには“それらしき人物”も映っていたとして、警察へ相談したことを明かしました。

山の餌やり現場で突然現れた“見知らぬ子猫”

発端となったのは、山の猫たちへ餌やりに訪れた際の出来事でした。

「駆け寄ってくる子猫がいて発見に至りました。普段見かけない子で、第一印象は『また遺棄かもしれない』という強い不安でした」

そう振り返るのは、「保護猫ちゃろこ」さんです。現場には以前から防犯カメラを設置していたといい、映像には“老女とみられる女性”が車から袋を取り出し、坂を上がろうとする様子が映っていたそうです。

ただ、録画設定の都合上、子猫を置いた決定的瞬間までは記録されておらず、警察への報告にとどまっているといいます。

それでも「保護猫ちゃろこ」さんは、「こんな山で、こんな小さな子は生きていけない。命を繋がなければいけないと思った」と語ります。

目の炎症や栄養不良も…細心の注意でケア続く

保護された子猫は、決して良好な状態ではありませんでした。

「目ヤニや目の炎症が見られ、栄養状態も良くありませんでした」

現在は隔離しながら、目薬や投薬、清掃、消毒などを行い、慎重に体調管理を続けているそうです。まだ警戒心は残っているものの、少しずつ人にも慣れてきているとのこと。

特に子猫は体力がなく、急変するケースも少なくありません。日々、細心の注意を払いながら世話を続けているといいます。

「またですか?」過去にも繰り返されてきた“遺棄”

投稿のコメント欄には、「またですか?」「何でこんなことできるのでしょうか」といった声が相次ぎました。実際に、同団体のもとではこれまでも似たケースが確認されているそうです。

「保護猫ちゃろこ」さんは、「以前には『(犬に)噛まれるといけないので海に捨てに行こう』という内容の映像も確認・保存しています」と明かします。

特に春から夏にかけては、子猫の遺棄や無責任な置き去りが増える傾向があるといい、「誰かが助けてくれるだろう」という形で命が置き去りにされる現実を何度も見てきたといいます。そのため、「不妊去勢の徹底や、飼育放棄をしない意識づくりが必要」と強く訴えています。

家族で続ける保護活動

「保護猫ちゃろこ」さんは、山や海、森などさまざまな場所で暮らす猫たちへの給餌、保護、TNR活動、治療、里親探しなどを続けています。

現在は約30匹の猫を世話しており、毎日の清掃や通院、投薬、消毒に追われる日々だといいます。特に子猫や病気を抱えた猫が増える時期は、精神的にも経済的にも大きな負担がかかるそうです。それでも、「目の前の命を見捨てることはできない」という思いで、日々活動を続けています。

また、SNSを通じてつながった支援者たちに支えられながら、地域猫たちの命を守るために奔走しているといいます。

「どうか命を繋いでほしい」

そんな願いを胸に、これからもできることを一つずつ続けていきたいと話していました。

「命は物ではありません」

最後に、「保護猫ちゃろこ」さんはこう呼びかけます。

「動物の遺棄は犯罪です。そして、小さな命にとっては“死”に直結する行為です」

飼えなくなった時や、野良猫が子猫を産んで困った時には、「捨てる前に相談してほしい」と訴えます。行政や保護団体、地域ボランティアなど、相談できる場所はある…。

「どうか命を繋いでほしい」

その言葉には、見捨てられる命をこれ以上増やしたくないという切実な願いが込められていました。

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