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職場では好印象残す謙虚な人、婚活では不利? 「ネクタイ、すてきですね」「いや、安物ですから」→過度な謙遜は拒絶のメッセージになる恐れ【婚活スクール講師が解説】

長澤 芳子 長澤 芳子

30代の会社員Aさんは、誠実で仕事熱心で周囲から厚い信頼を寄せられる人物です。しかし、本人にその自覚はありません。友人から「いつも頑張っているね」と褒められても、即座に「いえいえ、私なんて」「もっとすごい人は他にいますから」と否定するのがお決まりのパターンになっていました。

その「謙遜しすぎる癖」は、婚活の場において影を落としていました。お見合いで女性から「今日のネクタイ、すてきですね」と言われても、「いや、安物ですから」と打ち消してしまいます。相手からの好意を素直に受け取れず、「何か裏があるのではないか」と疑ってしまうことさえあったのです。

自分に自信がなく、他人の評価も信じられないAさんは、婚活を前に進めるためにどのようにすればいいのでしょうか。恋活・婚活スクール【and her】の田口ともさんに話を聞きました。

謙遜が美徳という価値観

ーなぜAさんのように褒め言葉を素直に受け取れない人が多いのでしょうか?

日本の文化的な背景として、謙遜することが美徳、あるいはマナーであるという刷り込みがあるように思います。褒め言葉をそのまま受け取った際に、ナルシストだと思われてしまうのではないかという気持ちもあるかもしれません。

しかし、婚活の場において、過度な謙遜は「拒絶」と紙一重です。お相手が勇気を出して伝えた褒め言葉を否定するのは、相手の感性や好意を否定しているのと同じこと。これでは会話も弾みませんし、お相手は「私に興味がないのかな」と不安になってしまいます。

ー受け取れない人に対して、どのように伝えれば心に響くのでしょうか?

まずは「逆の立場で考えてみる」ようにお伝えします。自分が誰かを褒めたとき、「そんなことないです」と全否定されたら、どんな気持ちになるでしょうか。せっかくの好意を跳ね返されたようで、少し寂しくなりますよね。

また、褒め言葉には「お世辞」もあれば「本気」もあります。そのバリエーションを知ることも大切です。日常のちょっとした褒め言葉は、相手が「そう思ったから口に出した」事実として、そのまま受け取っていいのです。全部を信じない、とする必要はないのです。

ーアドバイスを実際の行動に移すためのコツはありますか?

いきなり婚活のお相手に対して完璧に振る舞おうとすると、ハードルが高くなってしまいます。まずは職場の同僚など、気心の知れた相手で練習してみるのがおすすめです。

仕事上のちょっとしたやり取りの中で、「これ、いいですね」と言われたら、まずは「うれしいです、ありがとうございます」と短く返してみる。もし素直に言うのが恥ずかしければ、「テクニックとして一回は言おう」と割り切っても構いません。小さな成功体験を積み重ねることで、褒められることへの抵抗感が薄れていきます。

過去に担当した相談者様は、「ありがとう」と自然に言えるようになったことをきっかけに、相手との会話も弾むようになって、少しずつ自信が芽生えていきました。婚活に対する活動もより積極的になり、無事にパートナーと出会われましたよ。

◆田口とも(たぐち・とも) 臨床心理士/公認心理師/LCIQ®︎診断士
「どうせ自分なんて恋愛も結婚もできない…」と自信をなくしている方の背中をピシッとさせてポンッと押したい、という想いから恋活/婚活スクール【and her(あんどはあ)】を運営。あなたを「また会いたい」そして「ずっと一緒にいたい!」と思われる人に育てます。

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