「僕『どれどれ、ノドの黒さ確認させてもらおうか…』
???『コンニチワー!』」
釣りが趣味のカジさん(@BaKa_Ryy)。8月某日、富山県射水市に釣りに行きましたが、そこで思わぬ場面に遭遇。写真におさめX(旧Twitter)に公開したところ、たくさんの反響がありました。
釣れた魚は“ノドグロ”。正式名称は“アカムツ”ですが、喉の奥が黒いことからその通称がつけられました。その身はとても美味ながらも漁獲量が少ないことから、高級魚として扱われています。
そんなノドグロを見事にゲットしたカジさん。喉が黒いことを確認しようと口を開けてみると――。
なんと、中に謎の生物がコンニチワしていました!
こちらをじっと見てくる姿に、カジさんは思わずゾッとしてしまったといいます。
実は、魚の口にいたのは、“ウオノエ”という寄生虫の一種。魚の口内などにへばりつき、その体液を吸うことで生息します。タイの口内に棲みつく“タイノエ”も有名です。
「ウオノエは過去にアジやタイで何度も見ましたが、ノドグロについてるとは思いませんでした」(カジさん)
幻の魚を釣り上げたところ、ウオノエというおまけも付いていたという状況。Xのリプ欄にも多くのコメントがありました。
「ノドにグロいのがいる・・・」
「ノドグロの意外な住人発見!自然の神秘に感動」
「深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだってアレだ」
「こいつ意外と美味しいらしい」
「そいつ油で揚げると旨いんですよ」
他の魚の口からも「コンニチワ」?
発見時、ウオノエはまだ生きていたといいます。
そこで、ペンチで魚から引き離し、「海に帰っていただいた」そう。
ところが、ノドグロを持ち帰り、調理しようと再度口の中を確認したら、さらに小さなウオノエが出てきたとのことです。
その後、ノドグロは炙りに。「寄生されていても美味しかった」といいます。
生き物の口からまた別の生物が出てくるという、ある種生命の神秘を目の当たりにしたカジさんですが、関連ポストにて他の魚の写真も公開。
カジさんによると、釣った魚は“キジハタ”、その口から顔を出しているのは“アジ”とのこと。
ある生物の内部に、また別の生物がいる。一見すると奇妙な出来事ですが、釣りをしているとこのような場面にもよく遭遇するのかもしれませんね。
◇ ◇
釣りには毎週行っているというカジさん。最近は富山県に通っていて、アマダイやノドグロを狙っているといいます。
釣りの魅力についておうかがいしたところ、「狙った魚が海面に顔を出したときの嬉しさ、達成感が一番の魅力だと思います。魚を釣るために情報を集めてポイントを考えたり、仕掛けを考えたりするのも釣りの楽しみだと思っています」とのことでした。
■カジさんのX(旧Twitter)はこちら
→https://x.com/BaKa_Ryy