出産は何度経験しても、予想通りにスムーズに進むとは限りません。特に海外での出産となれば、慣れない環境の中で思いがけない出来事が起こることもあるでしょう。カナダで次男を出産したときの体験を描いた武村沙紀さんの漫画『2人目を産んだ時のハプニング in カナダ』は、そんな出産時の予想外な出来事を描いた作品です。
作者は長男もカナダで無痛分娩によって出産しており、2回目の出産を迎えようとしていました。久しぶりのつわりに懐かしさを感じながら乗り越え、トラブルもなく臨月を迎えます。そして陣痛が始まったことで、ついに作者は夫と長男とともに病院へと向かうのでした。
病院に到着し、子宮口を確認してもらうと「子宮口5センチ!産む準備をしましょう!」看護師からのGOサインに作者は喜びながら分娩台へと向かいます。それからしばらく経った夜12時ごろ、医師によって無痛分娩の麻酔が施されました。
ここで1点トラブルがあり、なんと作者の担当医が旅行中に出産が進んだことで、この出産は初めて会う医師が担当することになったのです。作者はこのことに悪い予感を抱きつつも、医師は準備を着々と進めていました。
麻酔を終えた医師は、時刻が深夜2時だったこともあり「じゃあ麻酔は10分位で効きます……僕は仮眠してきますね」といって部屋を出ました。その後、待つこと数時間で看護師から「子宮口8センチ!産みましょう!」と言われるなか、急にまわりのスタッフが小声で慌て始めます。
話を聞いてみると、どうやら仮眠すると言って出ていった医師が、まだ戻ってきていないようです。ここまで小さなトラブルはあったもののスムーズだった出産が突然危ぶまれます。
その後、看護師が呼んだ代わりの医師が来たのは朝6時ごろ。数時間前までは、まるですぐ出産できてしまうのではと思うほどの陣痛や分娩の気配が来ていたのに、それが嘘だったかのように過ぎ去っていました。
そんな作者の様子をみて医師は、「最近どう?」と世間話を始めました。しばらく世間話をしていても、分娩の気配が再び訪れることはなかったため、陣痛促進剤を追加で投与することで、何とか出産を終えます。そして、それと同時に寝坊した医師が「遅れてソーリー」と言いながら登場するのでした。
トラブルだらけの出産を描いた同作について、作者の武村沙紀さんに話を聞きました。
日本では体験できない出産ハプニング
ー医師の寝坊に笑ってしまいました。カナダでは医師が寝坊するのはよくあることなんでしょうか?
15年以上カナダに住んでいる方に質問してみたところ、「そんな話は聞いたことがない」と言われました。滅多にないようで、ほっとしました(笑)
ー代わりの医師が来た際、子宮口は閉じてしまったのですか?
子宮口は開いたままだったようです。「赤ちゃんが眠っちゃったみたいね〜」などと看護師は言っていました。
ー出産後の食事が揚げ物ばかりで大変でしたね。食べられましたか?
私は無理だったので、見舞いに来てくれた夫と長男に食べてもらいました。助かりました。
<武村沙紀さん関連情報>
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