レンタカー落ち(レンタカーアップ)の中古車は、一般的な中古車より車両価格が安く、小まめな点検も受けています。しかし、車両状態をしっかり見極めて買わなければ、後悔することも多いです。本記事では、レンタカー落ち中古車のメリット/デメリット、購入をおすすめするケース、選ぶ際のポイントをわかりやすく解説します。
レンタカー落ち中古車はやめたほうがいい?
レンタカー落ち中古車は、一般的な中古車と比べて内外装の状態に懸念があるケースが多い傾向があります。不特定多数が乗ることに加えて、洗車の回数が多いことで細かなキズがつきやすいためと考えられます。
しかし、年式の割に車両価格が安いことが多く、車両状態を確認して買えば後悔しない可能性も十分にあります。そのため、購入がおすすめかどうかはその人の性格や車両によって異なります。
レンタカー落ち中古車とは
レンタカー落ち中古車とは、文字通り過去にレンタカーとして使われていた車です。短期から長期の貸し出しまで、使われ方は車両によって異なります。
レンタカーは、基本的に短期間で入れ替えが行われます。そのため、レンタカー落ち中古車は1~3年落ち程度の高年式車が大半です。
販売店は、レンタカー落ち中古車について「レンタカー」「レンタカーアップ」等の文言を明記する義務があります。
レンタカー落ち中古車のメリット
多くの消費者に懸念されがちなレンタカー落ち中古車ですが、以下のように、実は魅力やメリットが多くあります。
(1)車両価格が安い傾向がある
レンタカー落ちの車は走行距離の長い車が多く、ネガティブな印象を抱く消費者も多いため、需要があまり大きくありません。そのため、車両価格は安い傾向があります。
同年式の一般的な中古車と比べると、10~20%ほど安いことが多いです。
(2)比較的年式が新しい
前述の通り、レンタカーは短期で入れ替えが行われるので、レンタカー落ち中古車は1~3年落ちの高年式車が大半です。年式が新しいからこそ、予防安全装備なども充実している傾向があります。
(3)基本装備が整った車が多い
レンタカーはETC車載器やカーナビを搭載した車が多く、こうした装備を後付けする必要がありません。
ただし、カーナビについては安価な製品が取り付けられている可能性もありますので、使いやすさや欲しい機能の有無なども確認するのがおすすめです。
(4)小まめに点検・整備を受けている
レンタカーは、自家用車と違って6ヶ月ごとの法定点検が義務付けられています。そのため、自家用車として使われていた車よりも小まめに点検や整備が行われています。
また、顧客の安全を守るために、消耗品の交換を早めに行っているレンタカー会社も少なくありません。
(5)過去の整備履歴が明確
事業用車両として使われているからこそ、レンタカーは法定点検をきちんと行って整備記録もしっかり残されているのが基本です。そういった点では、自家用車よりも整備履歴が明確で、車の状態を把握しやすいといえます。
レンタカー落ち中古車のデメリット
レンタカーは、メリットもある一方で以下のようにデメリットも多いです。「レンタカー落ち中古車はやめたほうがいい」という意見も、こうしたデメリットがあるからこそといえます。
(1)内外装にキズがある車が多い
レンタカーは「自分の車」でないからこそ雑に扱われることも多く、一般的な中古車よりも内外装のキズが多い傾向があります。
キズをつけたら申告するのが基本的なルールですが、申告すれば修理代を求められる可能性があり、小さなキズ程度であれば無視してしまう人も少なくありません。さらに、レンタカーは一般的な車よりも洗車頻度が高く、洗車キズも付きやすいです。
(2)走行距離の長い車が多い
レンタカーは旅行などで使われることが多く、走行距離が長くなりがちです。自家用車の走行距離は概ね1年あたり1万キロか、これより短いのが一般的です。一方、レンタカーの乗用車は年間2万~4万キロ程度走っている車が多いといわれています。
(3)過去に乗った人の使い方が分からない
レンタカーは不特定多数の人に使われており、前述のように自分の車でないからこそ雑に扱う人も多いです。なかには「自分の車でできない乗り方をする」「ボンネットに座って記念撮影する」といった人もいます。
小まめに点検・整備を受けているといえど、乱暴な乗り方をされていた可能性がある点はデメリットです。
(4)車検の残期間が短い車も多い
レンタカーは、顧客の安全を守る目的で自家用車よりも車検期間が短く設定されています。たとえば、普通車の場合は新車登録から初回は2年、その後は1年ごとの実施が基本です。そのため、購入時に車検が切れていたり、残期間が短かったりする可能性があります。
(5)選べる色やグレードが限定的
レンタカーは、価格の高くないベーシックな色やグレードの車両が多いです。そのため、選べる色やグレードが限定的で、自分の好みの条件に合った車を選びづらいでしょう。