保育に関するさまざまな情報を発信している保育士、なべとら(@nabe6841)さん。
この春から保育園や幼稚園に通い始めるお子さんを持つ保護者の方に向けて、「現場の保育士が絶対に許せないもの」をX(旧Twitter)に投稿。
まさかのNG項目が大きな注目を集めた。
これだけは絶対にダメだぁぁぁ!!
「保育園に受かった保護者の皆さま。本当におめでとうございます。ですが、あえて今、厳しいことを言わせてください。覚悟して入園してほしいんです。
保育園には、現場の保育士が『絶対に許せないもの』があります。
⚫︎おむつが外れてない? →まったく問題ない。一緒に頑張りましょう。
⚫︎さみしがり屋で泣いちゃう? →全然オッケー。全力で抱きしめます。
⚫︎お友だちと仲良くできるか心配? →大丈夫。それを学ぶのが保育園です。
⚫︎好き嫌いが多くて食べられない? →何の問題もない。気にしないで。その子のペースで進めます。
これだけは、これだけは絶対にダメなんです。
【無 記 名 】おまえだぁぁぁぁあああああ!
靴下、おむつ、お着替えのタグ。名前がないだけで、僕たちは迷宮に迷い込みます。
愛する我が子の持ち物には、どうか、どうか魂(名前)を刻んでください。現場からは以上です。現場で待ってます!」
<なべとらさんのXの投稿より>
「記名という魔法」をかけてあげて
526万以上表示され、約3万いいねがついた投稿に続けて、なべとらさんはなぜ無記名が絶対にダメなのか?の具体例を投稿。
「『たかが名前が無いだけで大袈裟な』。そう思った方に、現場のリアルをお届けしましょう。お着替えが終わり、床に一枚のシャツが落ちているとします。
『あら?誰のかな?』タグを見る。記名がない。服を裏返し、名前が書けそうなところを隅々まで探す。『ここにも無いなぁ…』その時です。目の前で、ガブっ!『ぎゃーーー』
あ……一瞬の隙。噛みつきトラブル発生。終わった。目の前…あぁ…。結局、そのシャツが誰のか他の先生に聞いても分からず、『誰かのシャツが1枚足りなくなっている』という恐怖のパズルが始まります。20人クラス。全員の着替え袋を再度、一つずつ確認。最後の最後、20袋目を開けて……あ、この子だ。チーーン。
名前さえあれば、3秒で終わったはずの仕事。名前がないだけで、30分の時間と、子どもの安心と、保育士の魂が削られます。時間…かえして…。
愛する我が子の持ち物には、どうか、どうか『名前』という名の魔法をかけてください」
<なべとらさんのXの投稿より>
「シール」はNG!乳児が誤飲する可能性も
ちなみに、アイロンシールやスタンプではなく、必ず「油性のマジックペン」などで確実に名前を書き、定期的に消えてないかを確認するのが重要だという。
その理由について、スタンプはすぐに文字が薄くなること、そして「乳児さんのシールはお気をつけて!外れると食っちゃう!」という衝撃の事実を投稿していた、なべとらさん。
持ち物の数だけ記名する労力と時間が辛い!効率を優先するなら<忘れ物ボックス>に入れておけばいい、という意見も見受けられた。
それに対して、「保育園は、子どもたちが初めて過ごす社会です。『物を大切にしようね』と伝えてもいます。大人が『名前がないから』と雑に扱う姿を見せたくないのもあるのかもしれません」と、ポストしていたなべとらさん。
「保育士が忘れ物ボックスにしない理由はそういうところだと思います。たかが記名。されど記名。そこに『大切にする』という心がある限り、僕は名前のないシャツの持ち主を探したい!よろしくお願いします」
<なべとらさんのXの投稿より>