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小さなイカが「よいしょ、よいしょ」と長い手で頭に砂かけ 「手伝ってあげたい」とエール続々

山本 明 山本 明

砂に潜るミミイカ 
最後がいちばん可愛いから見て

 とても小さなイカが砂に潜っていく姿を映した動画が「X」で人気を集めました。砂中に頭を埋めるようにして沈んでいきつつ、大きな瞳は砂の上に出したまま、「仕上げ」とばかりに自らの身に砂をかけるしぐさがなんとも可愛らしく、たくさんの人が魅了されました。

「頭にサッサしてるの尊すぎます」
「『よいしょ、よいしょ』 って砂かけてて可愛い。 可愛いでしかない」
「なんなのこのかわいいいきもの…」
「砂をかけようとしている姿がかわいすぎました!いい目の保養…ありがとうございます♪」
「手伝ってあげたい 何回も見てしまった、ありがとうございます!」

ミミイカが、いっしょうけんめい潜る姿に応援の声が届いています。

 動画を投稿したのはでんかさん(@K_theHermit)です。でんかさんは東京海洋大学を卒業後、海洋生物の研究者となり、SNSなどで海の生物の面白い姿や生態などを写真や動画にて発信中です。

 リプライにて「ミミイカ」のことを「ちいかわ(ちいさなイカが健気で可愛い)」というでんかさんにこの愛すべき生きものについてくわしい話をお聞きしました。

大人になっても5cmほど

――「ミミイカ」はどんな種類のイカですか?

ダンゴイカ科に分類される、大人になっても5cmほどにしかならない小型のイカです。ヒレが丸くて耳のように見えるのが名前の由来です。

日中は砂に潜ってかくれて過ごす

――生息地や暮らしぶりは。

日本では房総半島以南の水深10mくらいまでのひらけた砂地に生息しています。この個体は水深1mほどの浅瀬を泳いでいました。日中は動画のように砂に潜ってかくれて過ごし、夜になると泳いでエビなどを捕食します。

――動画の最後で「砂かけ」をしているのはミミイカの「腕」なのですか?

腕です。ミミイカの腕はよく知られているイカ類と同じく10本です。

「砂かけ」をする理由は不明

――「砂かけ」をする「腕」は決まっているのですか?

砂かけをする腕はよく観察していないので詳しくわかりませんが、1番長い第2腕でかけているように見えました。腕を使って砂かけをする理由も詳しくわかりません。最後まで全身を使って潜ったらいいのに、と思いながら観察しています。

なかなか日の目をみない可愛いイカ

 本動画に記事執筆時点で「8.8万件」もの「いいね」がつく反響となったことを「文字通りなかなか日の目をみない可愛いミミイカの生態が注目を集めて嬉しいです」と喜ぶでんかさん。

 また、昨年「海のあかちゃん」(ワニブックス)を刊行したでんかさん。「指先ほどの小さな生物たちの生態写真集」で、「南北に長い島国である日本沿岸の浅瀬はミミイカのように可愛い、おもしろい、不思議な生物で満ちていて、その一端を紹介している本」といいます。

今回話題になった「ミミイカ」も登場しますか?とお聞きすると「『海のあかちゃん』にミミイカは登場しませんが、とても魅力的な小さなイカの仲間が4種登場しますので、ミミイカから興味をもった方はぜひご覧ください」とその読みどころを話しています。

でんかさん情報まとめ
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◇Instagram
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◇YouTubeチャンネル 「海洋生物観測所-ヤドカリの国」
https://www.youtube.com/@K_theHermit
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◇Webサイト「海洋生物観測所 ヤドカリの国」
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◇ECサイト
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