「一生乗らないお手」
そんなコメントが添えられた愛猫の動画が注目を集めています。映っているのは、「こむぎ」ちゃん(7歳・女の子)。飼い主さんと向き合っておすわりしています。
次の瞬間、飼い主さんがそっと手を差し出すと、前足をすっと横へそらし、そのまま後ろへ下がってしまいました。
飼い主さんが手を引っ込めると、「やれやれ」といった様子で伏せのような体勢に。なでてもらったあと、すっと立ち上がったこむぎちゃんに、もう一度手を差し出してみます。
すると、再び前足を上げたものの、手のひらには乗せず、横へそらしてしまいました。
最後に飼い主さんが液状おやつを差し出すと、こむぎちゃんは「待ってました!」とばかりに、おいしそうに食べ始めます。
この一部始終を収めた動画が公開されると、7000件を超える“いいね”が集まり、「お手しない!」「めっちゃ拒否してる(笑)」「そこまで避けなくても」「ツンデレ女子ですね」「逆にこれも立派な芸すぎる」「猫ちゃんのこういうとこラブ」「高度なお手ですね」「手をスッと横にそらすのすごいかわいい」など、さまざまな声が寄せられました。
おやつを前に自主的に披露する「乗らないお手」
飼い主の、夫と猫。嫁による観察日記さん(@nekotootto)によると、こむぎちゃんのほかに、5歳の妹猫「てぃび」ちゃんも一緒に暮らしているといいます。
「おやつをあげる前に、お手やおかわり、伏せをするのが日課になっています。そのため、おやつが出てくると、自主的に芸を披露してくれます(笑)」
ふたりは、それぞれ得意な芸も異なるそうです。
「こむぎは『おすわり・乗らないお手・伏せ』、てぃびは『おすわり・お手・おかわり』が得意です。この日も、いつもと変わらない日常のひとコマを撮影したものでした」
こむぎちゃんが毎回見せる一連の動作に、飼い主さんも頬を緩ませています。
「『はいはい、これね』と言わんばかりに自主的に芸を披露してくれるので、見ていてとてもかわいらしく、ほっこりした気持ちになります」
姉妹猫、それぞれの芸にも個性が
一方、妹猫の「てぃび」ちゃん(5歳・女の子)は、きちんと手のひらに前足を乗せる「お手」ができるのだとか。
「てぃびは保護した頃から人との距離が近く、とても好奇心旺盛な性格でした。おやつの時間などに遊びながら少しずつ教えていったところ、まず最初にお手を覚え、その後、おかわりや『ころ〜ん』などもできるようになりました」
性格も対照的で、こむぎちゃんは慎重で少し内気なタイプ。大のママっ子で、「ママ以外は基本的に信用していません(笑)」と教えてくれました。
対するてぃびちゃんは、人懐っこく活発で、好奇心旺盛。自分が一番でないと気が済まない一面があり、少しマウント癖もあるといいます。
「昔はくっついて寝るほど仲良しだったのですが、年々てぃびの自己主張が強くなりました。そんなところもかわいいのですが、今では飼い主を悩ませる存在になっています」
こむぎちゃんがソファに座っていると、その場所を陣取ったり、トイレに入ればのぞいて出待ちしたりするてぃびちゃん。こむぎちゃんが甘えているときには、近くからじっと見つめていることもあるそうです。
「姉の真似をしたいのか、マウントを取りたいのかはわかりませんが、そんなてぃびに対して、こむぎは少し呆れ気味です(笑)。現在はべったり仲良しというより、お互いの距離感を保ちながら暮らしている関係です」
差し出された手を器用に避けながらも、決まった流れはしっかり覚えているこむぎちゃん。これからも、自分らしい「乗らないお手」で、飼い主さんを楽しませてくれそうです。