ファミレスなどでは、意図せず近くの席の会話が耳に入ってくることがあります。しかし、その内容が状況によってまったく違う意味に受け取れてしまう場合、思わず混乱してしまうこともあるようです。
漫画家・おたみさんが描いた『どっちの意味なんだろう、と思ったこと』『怖い話かと思ったら違った話』『ファミレスで聞いた不思議な会話』の3作品は、そんな混乱する状況に陥ってしまった作者の体験から生まれたエピソードです。
『どっちの意味なんだろう、と思ったこと』は、作者がファミレスで見かけた美男美女のカップルが題材です。
「私のとこ書いといたから」「じゃあオレも書いて区役所出しとくわ」というやり取りに、作者は内心「離婚届? それとも婚姻届?」と悩んでしまいます。しかし2人はその後も楽しそうに雑談を続けていたそうで、真相は不明のままです。
読者からは「一緒に出しに行かないのが答えだと思う」や「兄妹で相続手続書類」、「区役所で募集してる“川柳コンテスト”への応募の話かもしれませんね」など、さまざまな推測が寄せられ、作品は4万件以上の「いいね」を獲得しています。
続く『怖い話かと思ったら違った話』の舞台は立ち飲み屋。作者の隣には、スナック勤務と思しき派手めな女性客が2人座っていました。そのうちの1人が「最近ミユウ生意気なのよ」と愚痴をこぼし始め、作者は女性同士の確執を想像します。
しかし話は「最近、自分で店始めてるわ」「公園の泥をハンバーグでーすって渡してくるわ」と進み、そこで作者は「ミユウ」がその女性の幼い娘のことだと気づくのでした。読者からは「娘と遊んでるのか。微笑ましいな。つか言い方(笑)」や「世界一美味しいハンバーグじゃないですか」など、親子のやりとりに癒やされる声が多く上がっています。
最後の『ファミレスで聞いた不思議な会話』では、再びファミレスでネーム作業をしていた作者の耳に、近くの席の女性2人組の会話が入ってきます。「リモートって、家にいると仕事モードになんないよね」1人がそう言うと「そう? うちはけっこう仲いいから仕事のことも話すよ、服も貸し借りするし」と、もう1人が返します。
まったく噛み合わない会話に、作者が理解するまで約10分。おそらく「リモート」を「妹」と聞き間違えていたのではないか、と作者は振り返ります。SNS上では「一番???なのは話し相手の女性だろうな」や「10分で理解できてスゴい」などの声が寄せられています。
何気なく耳にした会話が、想像次第でまったく別の物語に見えてしまう...そんな3作品について作者のおたみさんに話を聞きました。
職業柄か会話の整合性が気になってしまいます
— ファミレスなどで、このようなドラマを目撃される機会は多いのでしょうか。
ファミレスでは漫画のネームを描くことが多いのですが、できるだけ情報を遮断し集中するためにファミレスに来ているので、少しの会話などが気になってしまいます。
盗み聞きする意図はないんですが、耳に入って来てしまいます。
居酒屋等の会話でも、職業柄か、会話の整合性が気になってしまいます。
— 『どっちの意味なんだろう、と思ったこと』には270件ものコメントが寄せられていました。その中でおたみさんが特に気になったコメントがあれば教えてください。
区役所で募集してる“川柳コンテスト”への応募の話かもしれませんね。というコメントが印象深いです。
おもしろくて優しいなぁ、と思いました。
— おたみさんご自身のご経験で、「これはどちらの意味なのだろう」と感じたエピソードがありましたら、ぜひお聞かせください。
居酒屋で友人に「お茶もらう?」と聞かれたときに(え?僕酔いすぎてるのかな?)と思ってたら、お茶割りのことでした。
<おたみさん関連情報>
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