医学生6人が卒業旅行で海外4カ国を巡った様子をまとめた動画がThreadsに投稿され、その仲良さそうな雰囲気に「めっちゃ楽しそう!」と注目が集まりました。
投稿したのは、医師国家試験を控えた医大6年生のDAI(@_tdnkm)さん。「最高の卒業旅行」とつづられた動画には、奇跡の体験と数々のハプニングが詰まっており、1.6万件を超える「いいね」がつきました。
卒業旅行のメンバーは、大学で同じ学部に所属し、6年間の試験や実習をともに乗り越えてきた仲間たち。卒業試験が終わり、ようやく長期休暇を取れるタイミングを迎えたことから、「最後の学生旅行に行こう」と計画が始まったといいます。
行き先には、トルコ、スイス、フィンランド、韓国の4カ国が選ばれました。
「『長い休みでしか行けない場所に行こう』と話し合いました。その結果、ずっと“死ぬまでに一度は見たい”と思っていたオーロラを見にフィンランドへ行くことに。また中継地点として、マッターホルンを見るためにスイスへ寄り、さらに、いつか行こうと思いながら後回しになっていたトルコ・カッパドキアにも立ち寄るルートになりました」
今回の旅のテーマは「最強のコスパ」。航空券は徹底的に比較し、旅行会社のツアーなどは利用しないという徹底ぶりだったそう。二週間の旅で予算は当初50万円ほどを想定していたといいますが、最終的に約65万円に。帰国翌日には模試が控えており、ぎりぎりのスケジュールでの決行となったそうです。
「大金でしたが、“今しかできないことを最高の仲間と経験できた”と考えれば安いものです。死ぬまでの残り日数で日割りにしたら、むしろ安すぎる思い出かもしれません」
こうして始まった医大生6人による旅は、数々の奇跡やハプニングに溢れた忘れられないものになったといいます。まず、天候次第で中止になりやすいトルコの気球。念のため二日分を予約していたところ、滞在中の一日だけ奇跡的に飛び、無事に乗ることができたそう。もう一日分は天候不良によりキャンセルとなったため、なんと全額返金されることに。「心からありがたい幸運でした」と振り返ります。
またトルコからスイスへの移動ではオーバーブッキングが発生したことで、1人7万円分の補償とヒルトン宿泊が提供されたそう。遅延があった際には1万8000円分のフードチケットが配られるなど、不運と幸運が交互に訪れる展開となり、「不安な中でも思わず笑ってしまう“ご褒美”のような出来事でした」と語ります。
さらに幸運を感じた出来事として、一般的に「見るのは難しい」と言われているフィンランドのオーロラが奇跡的に出現したことを挙げます。
一方で、道中ではトラブルや珍事件も起きたのだとか。
「iPadやパスポートを忘れた友達や、極寒の中で池に転落した友達もいました。さらにフィンランドではAirbnbの部屋を間違えて入り、怒鳴られて携帯を奪われかける事件も発生。今となっては全部、笑える思い出です」
また旅の途中には、研修先病院の合否が発表される場面も―。DAIさんは、「全員無事に合格できて心から安心しました。落ちていたら一瞬で気分が変わっていたと思います」と語ります。機内では全員がiPadを開いて勉強していたといい、そんな姿を見て、「やっぱりみんな医学生だなと感じました」と話します。
「この旅は一生の思い出になりました。改めて感じたのは、“どこへ行くかではなく、誰と行くか”ということです。どんなハプニングも、仲間と一緒だったからこそ笑い合える思い出になりました。また、みんなで動画を撮る時も、最初は『え、今撮るの?』とめんどくさそうにしながら、いざカメラが回ると全員ノリノリになる──そんな最高の仲間に心から感謝しています。この場を借りて、一緒に旅をしてくれた仲間に心から『ありがとう』と言いたいです」
投稿には多くの反響があり、「日本の未来は明るい。すてきなお医者さまになってね!」「なんかもう全て尊い」「この学生さんが先生になっていくと思うと、希望がいっぱいですね」などののコメントが寄せられています。
旅を終え、日本に帰国したDAIさんは、SNSの投稿で「今日から国試の勉強頑張ります」と決意を新たにしています。
「無事に日本に帰ってきて、ほっとした気持ちと同時に、『さぁ切り替えて勉強だ』という気持ちが強くなりました。最高の旅でしたが、国試に落ちてしまっては意味がありません。ここからギアを入れ替えて、全員で勉強に全振りします。全力で遊び、全力で勉強するタイプです。医者として元気に働けていたら、それで充分。これからも仲間とともに乗り越えていきます」