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ガリガリだった黒猫が保護後の暮らしで“別猫級”に大変身! 心を開いてからは「撫でて」アピールが止まらない甘えん坊に

梨木 香奈 梨木 香奈

「こんなにかわいくなりました」

そんな一言とともに、ハッシュタグ「#保護猫ビフォアフ祭り」と2枚の写真を添えた投稿が話題になっています。1枚目には、保護前、黒猫の男の子「黒(くろ)」ちゃんがベランダの室外機にちょこんと座る姿が。ガリガリに痩せた体が痛々しく見えます。

2枚目に写っているのは、保護した後の黒ちゃん。ふっくらとしたお顔に、きゅるんと丸い瞳、ビロードのように輝く毛並みが目を見張ります。まるで別猫のように見えますが、どちらも黒ちゃんに違いありません。一体、黒ちゃんはどのような軌跡をたどったのでしょうか。飼い主のXユーザー・ちよさん(@SS90214191)に詳しくお話を伺いました。

半年かけて縮まった距離… 甘えん坊になった黒ちゃん

ーー黒ちゃんとはどのように出会いましたか。

「昨年、ある日突然、我が家のベランランダに現れるようになりました。すでに2、3歳くらいになっていて、去勢をしておらず発情期を迎えて、当時すでに我が家で暮らしていた先住猫のちーちゃんに目をとめたようです。当時の黒ちゃんは痩せてガリガリ、顔も傷だらけで毛並みもひどくて…いたたまれず、保護してTNR(※)しようと思いました」

(※ 野良猫の繁殖を抑え、数を減らすことを目的に、猫を捕まえて(Trap:トラップ)、手術を行い(Neuter:ニューター)、元居た場所に戻す(Return:リターン)活動)

ーーどのように保護したか教えてください。家に迎え入れたきっかけがあれば教えてください。

「ご飯をあげて我が家に来てくれるように距離を縮めていきました。最初はシャーと威嚇したり、引っ掻かれたこともありましたが、半年ほど経ったころ、ようやく体を撫でさせてくれるようになったんです。あの瞬間の嬉しさといったら…今でも忘れられません。そのうち家に入っておもちゃで遊んだり、爪研ぎをしたり、ベッドで眠ったりしては外に帰るようになりました。そんな姿を見るうち『うちの子になりたいのかもしれないな…』と思うように。そのころには黒ちゃんを我が子のように思うようになっていました。12月が近づき、冬が来る前に何とかしなきゃと思うように。いつものように家に入ったところを保護しました」

ーー保護後、黒ちゃんはどのような様子でしたか。

「保護猫活動をしている方からいろいろアドバイスをもらいました。まずはトイレを覚えてもらうために猫砂を変えたりしながら試行錯誤したのを覚えています。幸い、黒ちゃんは無事にトイレを覚えてくれました。先住のちーちゃんとは、少しずつ距離を縮めていきました。今では一緒に仲良く寝ています」

ーー保護前後の変化が印象的でした。黒ちゃん自身はもちろん、一緒に暮らして変わったことがあれば教えてください。

「黒ちゃんは安心したのか、顔つきが穏やかになりましたね。私もまた、猫たちの存在は大きな癒やしであり、生きがいにもなっています。これまで以上に仕事を頑張ることができるようになりました」

ーー黒ちゃんはどんな性格の子ですか。

「心を開いてくれるようになってから、とても甘えん坊になりました。おしゃべりもとても上手。寂しがりやな一面もあって、私がちーちゃんをかわいがっていると『ぼくもぼくも!』とすぐ駆け寄ってきます」

ーー今、黒ちゃんに伝えたいメッセージをぜひ教えてください。

「黒ちゃんと出会って、宝物が増えたようで、毎日とても幸せです。『これからも仲良く暮らそうね』と伝えたいですね」

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