表に出しにくい夫婦関係の悩み。インターネットによるアンケート調査で、「夫婦関係が悪い」と回答した人のうち7割が「夫婦関係の改善を望まない」と答えたことが明らかになりました。
マーケティング支援事業を行う株式会社SUIが、全国の35歳~59歳の既婚男女2000名を対象に、2025年8月に実施しました。
「現在の夫婦関係」を尋ねた質問では、「良好」(37%)、「どちらかといえば良好」(43%)」と円満家庭が8割で、「悪い」(8%)、「どちらかといえば悪い」(12%)と不仲家庭が2割でした。
7割が関係改善を望まない現状
夫婦関係が「悪い」「どちらかといえば悪い」と回答した人のうち200名に、追加アンケートとして「夫・妻との関係性を改善したいと思いますか?」と質問。「思う(改善したい)」が11.5%、「思う(どちらかと言えば改善したい)」が22.5%にとどまりました。
「思わない(現状のままでいい)」が19%、「思わない(諦めている)」が22%、そして「思わない(離婚したい)」が25%で、7割近くが改善を望まない現状がうかがえました。
男女別では、男性が改善への意欲を示す人が多く、女性は諦めている人が多いという傾向がありました。「改善したい」「どちらかといえば改善したい」と回答した男性は合わせて22.5%ですが、女性は11.5%にとどまりました。
6割以上が夫婦間の問題を「解決しようとしなかった」
夫婦間の問題解決に向け、具体的な行動を尋ねたところ、「何もしなかった(我慢した)」が50.5%、「何もしなかった(様子をみた)」が13.5%でした。
行動を起こした人は、「夫・妻と話し合いをした」(13.5%)、「自分の態度や言動を変えた」(8%)、「自分の家族に相談した」(8%)という回答が寄せられました。
「何もしない夫婦」が多い理由は?
これまで2万件以上の夫婦問題や離婚相談に対応してきた夫婦関係カウンセラーのひらたえりさんによると、「何もしなかった人が多いのは、“あえてする必要がなかった”とか、“うちは大丈夫”と思いたい気持ちがあるからかもしれません。でも実際には、“どうしていいのか分からない”“どこに相談していいのか分からない”という人が多いのではないかと感じます」とのことでした。
他にも、
・カウンセリング=病気の人が行くもの と思っている
・“こんなこと相談していいのかな”と、自分の中で線を引いてしまう
・家のことを他人に話すことに抵抗がある
・“家庭内がうまくいっていないのは自分のせい”という恥ずかしさ
などが考えられるようです。
カウンセリングを受けることに抵抗がある人は8割
夫婦関係の悩みや関係を改善するために「カウンセリング」や「夫婦カウンセリング」の利用を質問したところ、「利用したくない」「どちらかといえば利用したくない」と回答した人が「カウンセリング」「夫婦カウンセリング」ともに8割に上りました。
「カウンセリング」や「夫婦カウンセリング」の利用したことがある人は16%でした。「利用したくない」と答えた人からは
・第三者が介入しても改善が見込まれそうにないため(56歳女性)
・人に話したくない(39歳女性)
・変わらないと思う(38歳男性)
・それぞれの性格が急に変わるわけではないし、諦めている(49歳女性)
との声があがりました。
実際には夫婦カウンセリングは関係改善のきっかけになる
多くの夫婦がその関係に問題を抱えながらも、諦めてしまっていることがこれまでのデータで判明しましたが、世界各国の研究や臨床データでは「9割のカップルが関係改善を実感」したり「離婚リスクが20~30%低下」するなど、夫婦問題に関するカウンセリングは非常に有効であることが証明されています。
【出典】▽夫婦の悩ミカタ
https://nayamikata.jp/married-couple/