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故人の顔に白い布をかけるのはなぜ?「外してもいいの?」古来からの風習と実用的な理由【葬儀社が解説】

まいどなニュース調査部 まいどなニュース調査部

故人が亡くなられた際、そのお顔に静かにかけられる一枚の「白い布」。誰もが目にする光景ですが、「なぜ白い布をかけるのだろう…」と疑問を持ったことはありませんか?神奈川県の葬儀社「杉浦本店」の公式TikTok(@sugiurahonten)が、その理由を明かしています。

白い布をかける2つの理由

理由は大きく分けて「風習的な意味」と「実用的な意味」の二つなんだそう。

▽風習的な意味:故人への配慮
昔は現代のようにご遺体を冷やす技術が確立されていなかったため、死後変化が早く進んでしまうという現実がありました。「変わってしまったお顔をそのままにしておくのは忍びない」ということから、布をかけるという風習が生まれたとされています。

▽実用的な意味:衛生と乾燥の防止
現代ではドライアイスなどによりご遺体をしっかりと冷やすことができ、昔に比べれば白布の必要性は薄れたとされています。しかし、「虫が止まるのを避ける」「お顔の乾燥を多少防ぐ」という効果があることから、現在でも白い布をかけることが推奨されているのだそう。

葬儀社が回答!顔布に関する素朴な疑問

故人にお別れを告げる際、「白い布を外して良いかわからない…」と迷ってしまう方もいると思いますが、動画内で「大丈夫、貴重な時間だからそばにいてあげてね」と、投稿担当者さんは語っています。

また、この投稿のコメント欄には「白い布は使いまわしてますか?」という衛生面に関するシビアな疑問も寄せられていました。「使い切りですよ。たぶん、弊社に限らず、すべての葬儀社がそうしていると思います」と回答しています。

▽出典:神奈川県の葬儀社「杉浦本店」 公式TikTok/お顔に白い布をかぶせるのはなぜ?
https://www.tiktok.com/@sugiurahonten/video/7571746555405831432

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