運転中にヒヤリとした経験はありませんか。アクサ損害保険株式会社が実施した「47都道府県 ドライバー県民性調査2025」によると、ドライバーの77.4%が歩行者とのヒヤリハット経験がありました。
マイカーを月に1回以上運転する20歳から69歳の男女4700人を対象に、2025年9月にインターネットで調べました。
ドライブレコーダー設置率、神奈川県が全国トップ
事故遭遇時などに役立つドライブレコーダーと車上荒らしなどの被害を予防する盗難防止グッズの設置状況について質問したところ、ドライブレコーダーは「設置している」が61.6%、「設置していないが、今後設置したい」が27.4%でした。盗難防止グッズについては「設置している」が23.1%、「設置していないが、今後設置したい」が42.7%でした。
都道府県別でみると、ドライブレコーダーの設置率1位は神奈川県で82.0%、2位が大阪府80.0%、3位が東京都76.0%でした。盗難防止グッズについては1位は東京都(47.0%)、2位大阪府(43.0%)、3位神奈川県(38.0%)でした。
埼玉県は歩行者・自転車とのヒヤリハット遭遇率が1位
もう少しで事故になるところだった状況を意味する「ヒヤリハット」について、歩行者とのヒヤリハットの頻度は「よくある」3.9%、「たまにある」29.6%、「数回ある程度」43.9%でした。「全くない」は22.6%にとどまりました。
自転車とのヒヤリハットは、「ある」が76.1%、電動キックボードとのヒヤリハットでは「ある」が19.0%、他の自動車とのヒヤリハットでは「ある」が84.0%という結果となりました。自損事故のヒヤリハット(例:電柱・ガードレールに衝突しそうになった)では「ある」が56.4%となり、単独事故を起こしかけた経験がある人も多いことがわかりました。
これらの結果を都道府県別にすると、歩行者とのヒヤリハットに遭遇したことがある人の割合は、1位が埼玉県で88.0%、2位が愛知県で85.0%でした。自転車とのヒヤリハットでは1位が埼玉県で85.0%、2位が神奈川県で84.0%となり、埼玉県は歩行者・自転車の両方で全国トップとなりました。
電動キックボードとのヒヤリハットでは1位が東京都で53.0%、2位が埼玉県と大阪府でいずれも34.0%、他の自動車とのヒヤリハットでは1位が神奈川県・新潟県・熊本県でいずれも90.0%という結果になりました。そして、自損事故のヒヤリハットでは1位が富山県で70.0%、2位が香川県で66.0%となりました。
【出典】アクサ損害保険株式会社
https://www.axa-direct.co.jp/auto/