「ご飯作りたいんですけど」—そんな飼い主の悲痛なつぶやきとともに投稿された一枚の写真が、Xで大きな反響を呼びました。
写っていたのは、ケトルの持ち手やコンロ周辺にずらりと並んだ8羽の文鳥たち。まるで「キッチンは私たちのもの!」と言わんばかりに整列した姿に、「新しいキッチンの飾り物みたいで可愛い」「UberEATSで済ませましょう」「ご飯は諦めてください」といったコメントが次々と寄せられました。
「夕飯を作ろうとしたらこの光景でした」
投稿したのは、8羽の文鳥と暮らす しらたまさん(@buncho_sweet)。
「これから夕飯を作ろうと思いキッチンに行ったら、この光景でした」と振り返ります。
文鳥たちはいつもペアや仲良しグループで行動しているそうで、今回もケトルの上のペア、シルバー文鳥の3羽、窓際のペアと、それぞれ集まってキッチンを制圧していたとのこと。
文鳥社会は意外と「ドロドロ」
性格や関係性にもドラマがあるといいます。
「ケトルの上のペアとシルバー文鳥のペアは、実は窓際のシナモン文鳥ともう1羽のシルバーから生まれた子供たち。ところがシナモンは最終的に桜文鳥の女の子とくっつきました。文鳥社会も意外とドロドロなんです」としらたまさん。
仲睦まじく並ぶ可愛らしい姿の裏に、複雑な関係性が隠れているのも面白いところです。
「制圧されましたが、なんとか夕飯は作れました」
普段からキッチンは文鳥たちに人気のゾーン。危険防止のため、カバーや苦手なおもちゃを置いて対策しているそうですが、この日はたまたま隙を突かれてしまったとのこと。
「見事に制圧されましたが、このあと全員をケージに帰宅させ、無事夕飯を作り終えました」と笑います。
「8羽全員が足の上でわちゃわちゃ」幸せな瞬間
文鳥たちと暮らす魅力を尋ねると、しらたまさんはこう答えてくれました。
「気性の荒い子でも好きな子には優しかったり、誰からも好かれるのに興味を示さない子がいたり…性格の違いを見るのが楽しいですね。今までで一番幸せだと感じたのは、テレビを見ていたら足の上に8羽全員が並んでわちゃわちゃしていた時。大家族でよかったなと思いました」
ネットの反応「作れないけど幸せ」
SNSでは「もうキッチンのインテリアとして採用したい」「可愛いからご飯なんてどうでもいい」といった声が続出。ご飯を作らせてはくれないけれど、文鳥たちの存在が生活を豊かにしていることは間違いなさそうです。