クレームや要望ばかりが目立つが、「感謝」や「好き」の気持ちも企業やお店に送ろう!という投稿がX(旧Twitter)で大きな話題となった。
企業やお店の”中の人”たちからも、「褒めメールは嬉しい」「励みになる!」「どんどん送って!」といった声があがる中、約20年前の経験談をXに投稿した、つげさん。
その投稿は約943万回表示され、4万3千以上のいいねがついた。
読者ハガキを出したら…作者本人が反応!
「子どもの頃に、味のあるイラストでエジプト神を紹介してる本を読んで読者アンケートのハガキを書いたら、作者の人から年賀状が来て、『あなたさまのおかげで続編が出せるようになりました』と書いてあって誇らしい気持ちになった思い出」
「味わい深いイラストで、楽しく読めた記憶があります!」
さらに、「エジプト神を紹介してる本」こと、芝崎みゆき著『古代エジプトうんちく図鑑』を紹介。さらに、約20年前にもらった「年賀状」の写真もポスト。
するとなんと、「これがまさか自分とは……」と、年賀状を出したご本人、『古代エジプトうんちく図鑑』の著者、芝崎みゆきさんが反応。
そして、「その節はありがとうございました!年賀状とても嬉しかったです!」と、つげさんも返信。
約20年の時を超えた、両者の微笑ましい感謝のラリーが何度か続いた。
「まさかお返事をいただけるなんて…」
当時のことを詳しく聞いたところ、「ポストには子どもの頃と表現しましたが、確か、中学生あたりのことだったかと思います」と、つげさん。
「当時好きだった小説にエジプト神話をなぞらえたシーンがあり、詳しく知りたいと思い、『古代エジプトうんちく図鑑』を購入しました。読者アンケートを書いたこと自体が初めてだったのですが、まさかお返事をいただけると思ってなくて、とても感激したのを覚えています」(つげさん)
そして、「まさかあんなに話題になるとは思っておらず、ひとりごとくらいのつもりでつぶやいたので、ポストが芝崎先生の目に留まったのは、たくさんの方が話題にしてくださったお陰だなぁとありがたく思っています。先生からもリプライがあり、相変わらず丁寧な方だったのでまた嬉しく感じました」と、芝崎先生との再びのやりとりについて話す。
芝崎みゆき先生に伺ったところ、約20年前につげさんから届いた「愛読者カード」(※読者アンケートの正式名称)を受け取った時の気持ちは、今でもよく覚えているそうだ。