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「こんなふうになりたい先輩がいない」メガバンクを5年で退職した女性の決断 「毎日好きな服を着られる仕事」にたどり着くまで

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「これからも、自分の着るものは自分で決めます」

そんな言葉をインスタに投稿したのは、かつてメガバンクで5年間働いていた和美リズ(@kazumiliz)さん。安定した職場を離れ、今は着付け教室を開きながらヨガインストラクターとして活動しています。規則に縛られるのが苦手だった彼女が、自分の選択で人生を切り開いていく姿に、多くの共感の声が寄せられています。

彼女はインスタでこう振り返っています。

「大学を卒業して最初に勤めたのはメガバンクでした。中学時代に制服や色々なルールがすごく嫌で、私服OKの自由な校風の高校や大学を選んだにも関わらず、またルールの厳しい会社に入って苦しんだ5年間」

「会社を辞めて、着付け教室を運営しながらヨガインストラクターとして活動する日々。一番嬉しいのは毎日自分の好きなものを着られること。これからも自分の着るものは自分で決めます」

規則を避けてきたはずが、厳格な職場へ

中学時代の制服や校則がとにかく苦手で、高校・大学は私服で通える自由な校風の学校を選んだという和美リズさん。自身の「自由を好む」性質を自覚していたにもかかわらず、卒業後に選んだ就職先は、ルールや規律に厳しい印象のあるメガバンクでした。

「社風よりも、働き方を重視していたので、まとまった休みが取れることに魅力を感じて就職を決めました。アパレルや化粧品など、希望していた業界には内定をもらえなかったことも理由のひとつです」(和美リズさん)

「こんなふうになりたい人がいなかった」

銀行員としての生活は、周囲の環境や人間関係とのギャップに悩む日々でした。

「異動が多く人の入れ替わりが激しいので、頻繁に新しい人間関係を築かなければならないことに難しさを感じていました。ネガティブな内容の会話が多いことにもストレスを感じていました」(和美リズさん)

自身の投稿でも「あのときはイライラしていて性格もとても悪かったので当時関わっていただいた方々には本当に懺悔の気持ちです」ととつづっており、当時は心身ともに余裕がなかったことがうかがえます。

大きな転機が訪れたのは、入社から5年が経った頃のことでした。

「ふと周りの先輩たちを見たときに、大変失礼なのですが『こんなふうになりたい』と思える人がいなかったんです。長く働いて後悔するより、環境を変えようと決めました」(和美リズさん)

一番の変化は「周りのせいにしなくなった」こと

自分の道を歩み始めた何より嬉しいことは、SNSの投稿通り「毎日自分の好きなものを着られること」だと語る和美リズさん。働く環境が変わったことで、和美さん自身の内面にも変化があったといいます。

 「働く環境は全て自分がつくったものなので、周りのせいにして愚痴をこぼすことが全くなくなりました」(和美リズさん)

以前は、会社の制度や人間関係に不満を抱えながら働いていた日々。今は「全部自分の責任」と思える働き方だからこそ、気持ちも前向きに変わっていったと話します。

「無理に踏み出さなくていい」

最後に、かつての自分と同じように、環境を変えたいけれど一歩を踏み出せずにいる人へ、こんなメッセージを寄せてくれました。

「無理に踏み出そうとする必要はありません。納得できるまで悩み続けて、周りを変えるよりも自分が変わることができたら、自ずと見える世界が変わってくると思います」(和美リズさん)

「これからも自分の着るものは自分で決めます」と宣言した和美リズさん。彼女の生き方は、自分らしい働き方や幸せの形を見つめ直す、良いきっかけを与えてくれるのではないでしょうか。

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