東京進出の際に立ちはだかった最大の障壁とは?!
戦後、正一さんは一大決心!満を持して東京進出を目指して売り込みを開始しましたが、大きな壁が。「東京ではこんなものは売れない!」と突っぱねられてしまいます。
「都こんぶ」が東京で敬遠された理由は・・・関西と関東の”食文化”の違い。例えば朝食は、関西では昆布を使った料理が好まれるのに対し、関東では納豆が一般的です。他にも、関西では出汁を取るのは昆布で、関東ではカツオを使うなど、関東は関西ほど昆布に馴染みがなかったのです。
全国に販路を広げるためにピッタリな販売場所とは・・・
東京で苦戦するも、全国拡大を目論んだ正一さんはとある場所で売ることを思いつきます。その場所は、売れれば商品が自然に各地へ広がっていく可能性のある場所!
それは・・・駅の売店!1枚ずつ取り出して食べられて、味も長持ちするので旅のお供にぴったり、さらに旅行者が持ち運ぶことで各地に広がる可能性もあります。
しかし、商品棚は様々な商品がひしめき合う激戦地。どうしたら売店においてもらえるかを考え、“場所を取らないコンパクトな箱”、そして“他の商品に負けないよう目立つ赤いパッケージと桜のマーク”に変更!駅の売店に特化した形にした結果、1953年に全国の主要駅に並ぶようになりました。しかし、この時点ではあの「白い粉」はまだついていなかったのです。
生産中止&全品回収!会社存続のピンチを救った「魔法の粉」
「都こんぶ」の「白い粉」はなぜ生まれたのでしょうか?その背景には会社最大の危機がありました。
1969年にこれまで使用していた人工甘味料チクロの使用が禁止され、「都こんぶ」は生産中止&全品回収!社員もどんどん辞める事態に。チクロに変わる新しい味付けを探すべく、砂糖やみりんなどさまざまな味付けを試しますが、味がうまく浸透せず難航します。
そこで思いついたのが、染み込ませるのがダメなら“粉を振りかける”ということ!こうして社内では「魔法の粉」と呼ばれる白い粉が誕生し、現在の『都こんぶ』へと進化しました。苦肉の策で生み出されたものでしたが、逆に「粉が美味しい」と評判になったのです。
ちなみに「都こんぶ」は5日かけて手作業で作られ、3日目と4日目に「魔法の粉」が二度がけされています。こうした工程からあのクセになる味が生まれるのでしょう。
コラボレーション商品で若年層にもアプローチ
超ロングセラー商品ゆえ、年配層に多くのファンを抱える「都こんぶ」。懐かしいお菓子というイメージを刷新するために、カレーやスナック菓子など様々なコラボレーション商品を誕生させ、より広い年代層にアプローチしています。
中でも注目商品は、神戸老舗メーカー「マルカン酢」とコラボした「都こんぶぽん酢」!ぽん酢1本に対し、それまでは廃棄されていたという、「都こんぶ」50本分の旨味が溶け込んだ調味液を活用しており、昆布ぽん酢好きにはたまらない逸品です!
暑い夏にもさっぱりとした味わいが美味しい「都こんぶ」をお供に、お出かけしてみてはいかがでしょうか。
番組情報
〇番組名
日経スペシャル もしものマネー道もしマネ
〇内容
『もしもの時』に備えるマネー道!マネー活用バラエティ!
〇放送日時
テレビ大阪 第1~3日曜日 午後2時放送!放送終了後はYouTubeチャンネル、TVerで無料見逃し配信中。
〇番組HP
https://www.tv-osaka.co.jp/ip4/moshimane/
〇もしマネ公式YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/@moshimoney_tvo
〇番組TVer
https://tver.jp/series/srxig6d8zn