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今秋開始のNHK「柴犬ドラマ」に不安の声…「柴犬」は飼育放棄も多いクセツヨ犬種!「ハスキーの悲劇」を繰り返さないで

はやかわ リュウ はやかわ リュウ

SNSで見る「可愛い柴犬」と現実は違う

すずちゃんの可愛い様子を見て、「いつか絶対に柴犬を飼いたいと思いました」というメッセージがX(旧Twitter)やInstagramに届くこともあるという。

「SNSには可愛くて面白い柴犬がたくさんいますよね。でも柴犬って本当にクセツヨで、個体ごとの個性の幅が広い犬種だと思います。縁あってお迎えした子が、思い描いていた柴犬とは全く違うかもしれない。実際、攻撃性の高い子も多いです。何かの拍子で豹変して飼い主の手に噛みつき、手に穴が開いて病院送りになった人もたくさん知っています…。他のワンちゃんと仲良くなれない子も多く、咬傷事故を起こしてしまう子も多いです。

そして、とにかく毛が抜けます。想像の100倍は抜けます!こういったたくさんのマイナス面もよく理解して、覚悟を持ってお迎えして欲しいです。決して『可愛い』だけで飼ってはいけない犬種だと思います」(ミニすずさん)

ニコニコが可愛いすずちゃんは「元繁殖犬」

11歳になるすずちゃんは元繁殖犬。犬舎にいた頃からすずちゃんのことを知っていた飼い主さんは、繁殖犬引退のタイミングでお迎えを願い出たそうだ。

「ブリーダーさんのところにいる頃はお外での生活だったので、うちに来た当初は家の中でくつろぐことが難しかったようです。ふわふわのベッドも初めてだったので、『何だこれは!』って感じで戸惑っていました。

でもすぐに慣れてくつろぎだし、ヘソ天を覚え、人にお腹をなでられると気持ちいいことがわかり、なでられるのが大好きになりました。ゴローンとなって足を広げ、お腹を出すのが得意技で、いつも家の中の動線上に落ちています。とっても邪魔ですがどきません。みんなにまたがれています」(ミニすずさん)

無理な繁殖は絶対やめて

動物の愛護および管理に関する法律により、犬の飼養や繁殖にも厳しい基準と規則が設けられている。だが、特定の犬種が人気になる度、無理な交配や違法な繁殖を行う悪質な業者が後を絶たない。

「柴犬でも、サイズの小さい豆柴が人気のようですが、小さければ小さいほど良いという感じで、どんどん小型化している気がします。そのために無理な交配や繁殖が行われているのか、特に豆柴の中に『IBD』という炎症性腸疾患を発症する子が多いと聞きました。

利益のためだけの望ましくない繁殖は絶対にやめて欲しいです。出産回数や間隔を守り、母犬のことも、産まれてくる子犬のこともちゃんと考えてあげて欲しいです」(ミニすずさん)

いつかやってくるお別れの時まで

すずちゃんの飼い主さんのもとには、柴犬級にクセの強い小型犬、ロングコートチワワのミニちゃん先輩もおり、飼い主さんのSNSには、クセツヨ同士の愉快なやりとりが日々投稿されている。

「柴犬に限らず、ワンちゃんをお迎えしたら、いつかやってくるお別れの時まで、必ず全力で愛情を注いであげて欲しいです。当たり前のことですが、最後まで責任をもって家族の一員として過ごしてください。なんやかんや言っても、『柴犬はサイコー!』ですから」(ミニすずさん)

柴犬の魅力だけでなく、実はかなり飼育が難しい犬種であること、そして、すべての飼い主に課せられる終生飼育の義務も、ドラマを通してしっかりと伝えてほしい。

■ミニすずさんのX(旧Twitter)アカウント「ミニすず」

■すずちゃんのInstagram「suzu.smile」

■すずちゃんのLINEスタンプ「柴犬すず✩.*˚にこにこスタンプ」

■すずちゃんのLINEスタンプ「柴犬すずの にこにこデカ文字スタンプ」

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