3歳になる柴犬の男の子、会長くんと朝の散歩に出かけた飼い主さん(@kaicho_shiga)。
いつもの公園に到着すると、会長くんは柴犬名物「拒否柴」を発動。
「動きません…」と言わんばかりの姿で寝そべる会長くん。しかし次の瞬間、感動的な光景が広がっていました。
「柴犬」は情が深い
「拒否柴発動すると、励ましにきてくれる。優しいお友だち」
そんなつぶやきと共に飼い主さんがX(旧Twitter)に投稿したのは、「拒否柴」中の会長くんを励まそうと集まった柴犬のお友だちの姿!
「いいお友だちがいてよかったね」「さすが、柴犬は情が厚い」といった温かなコメントがリプ欄に寄せられました。
果たして、柴犬仲間の励ましは会長くんの心に響いたのか? 飼い主さんにお話を聞きました。
毎日繰り広げられる「柴劇場」
ーー「拒否柴」中の会長くんを励ましていたのは顔なじみの柴犬さんたちですか?
「はい。いつもお散歩で会う柴ちゃんたちです。会長が拒否柴を発動すると、心配そうに見に来てくれる子や、野次馬的に駆け寄って来る子、ここぞとばかりにワンプロをしかけてくる子もいます。
ほとんどの柴ちゃんが個性的でクセツヨなので、だいたい毎日こんな感じで『柴劇場』が繰り広げられていて、朝から笑い疲れます」
ーー会長くんの「拒否柴」の理由をたずねるリプライに、「私も知りたい」と返信されていましたね。会長くんが「拒否柴」を発動するのはどんな時が多いですか?
「行きたい方向と違う時やまだ帰りたくない時、お友だちを待っている時、おなかがすいた時、構ってほしい時、でしょうか。特に多いのが、他の飼い主さんからおやつをもらいたい時や気を引きたい時ですね。拒否柴をすると、他の飼い主さんがおやつをくれたりなでてくれるんです」
ペロペロ&ワンプロで「拒否柴」解除
ーー撮影後、会長くんの「拒否柴」はどうなりましたか?
「写真の奥の方に写っていた、術後服を着ている生後8ヶ月の柴犬、ヤマトくんが駆け寄り、会長をペロペロして起こしてくれました。さらにその後、会長にワンプロをしかけてきました。ヤマトくんは元気な若柴なので、いつも会長にちょっかいを出して、遊ぼう!と誘ってくれます」
柴犬飼いの悩みの種「拒否柴」解決法は?
表情が豊かで、「楽しむのも甘えるのも怒るのも全力なところがとても可愛い」という会長くん。
「柴犬らしく『ガンコな侍』のような性格ですが、人懐っこく、顔なじみのわんちゃんたちとも仲良しです。柔道でいうところの『受け身』の姿勢が得意で、仲良しのわんちゃんと遊ぶ時はすぐに転げ回ります。
『拒否柴』発動時も、元気なお友だちがいれば、お友だちが会長をペロペロしたり飛びかかってくるので、自然に起き上がり、そのまま走り出したり遊び出します。お友だちがいない時は飼い主が後ろからお尻を持ち上げて、『がんばれがんばれ』と励ましながら押して歩きます。最終手段はおやつです!」(会長さん)