「なんとキャベツが88円!? ようやく庶民の手に戻ってきたようなのでレボリューションします」
我々の日常生活を圧迫している昨今の物価高。食品から日用品まであらゆるものが値上がりし、皆さんの財布も悲鳴を上げていることかと思います。
そんな中、ショコ(@menmonkasyoko)さんが買ってきたのは一玉88円と破格の安さを誇るキャベツです。このキャベツを使ってショコさんが作った料理がSNS上で話題を呼び、そのフォルムに驚きと感嘆の声が上がりました。
「美味そうなのが出来上がる予感しかしないですね🤤」
「豪快にいきますな」
「斬新だけど美味しそう」
「庶民としてはとっても嬉しいお値段🥰」
このようなコメントの他にも、切り込みの中に詰められたひき肉のフォルムを、「ガンダムに出てきそう」「スマブラで必殺技出す弾」と例えるコメントも見られました。
この後の投稿で完成後の写真も添付されており、完成した料理はその名も「丸ごとキャベツ」。豪快かつ斬新な見た目でインパクトが強烈に残る一品ですが、お味の方はどうなのでしょうか。ショコさんに「丸ごとキャベツ」のレシピなど、詳しくお話を聞きました。
ーーお店で売られていたキャベツは88円まで下がる前、どのくらいの値段だったのですか?
「野菜は特に近年乱高下が激しかったのですが、最近は1玉おおよそ170円~250円くらいだった印象です。1玉88円は値上げ前でもびっくりするような大特価でしたので思わず購入しました」
ーー「丸ごとキャベツ」は、価格高騰の前にも作ったことがあったのでしょうか?
「値上げ前に1回作ったことがあります。その時も大特価のキャベツで作ったので、最近の値上げで、もうこんな贅沢できないのかなぁと思っていました」
ーーこれはショコさんのオリジナル料理?
「料理は漫画で見たものです。皆クッキングパパの『ドボン鍋』を連想するようですが、自分がこの料理を知ったのは、たけだみりこさんの『セイシュンの食卓』というマンガでした。オリジナルはコンビーフを詰めていましたね」
ーー「丸ごとキャベツ」の大まかな作り方は?
「キャベツは底を切って十字に切れ目を入れ、そこになるべくキツめにひき肉を詰めます。バターを乗せて大きめの鍋に水と固形コンソメ、水はキャベツから出るのでコップ1杯分くらい、味が薄くなるので塩コショウを強めに、あとは蓋をして煮込むだけですね。だいたい弱火で20分くらいで完成します」
ーー完成後のお味は?
「とても美味しかったです!とても立派なキャベツで身が詰まっていました。何より今まで高かった野菜をたくさん食べれることに満足感がありました。とても一食では消費しきれないのでカレーにしたり、スープパスタにしたりで毎日食べています」
ーー今後もまた「丸ごとキャベツ」を作りますか?
「またキャベツがお安く手に入ったら作りたいですね。要するにポトフなので、スープを変えておでんにしたり、トマトを入れて巨大ロールキャベツにしたり、家族で食べるならお鍋にしちゃっても面白いかもしれませんね」
ショコさんは「あまり宣伝することは無いですが、たまに自分のポストを見て、実際作った画像をポストしてくれる人がいるのがうれしいなと。それと価格の件で生産者さんを心配する声もあるみたいなので、みんな自分のポストを機にキャベツをいっぱい買って、生産者さんを応援できたらいいですね」 と話してくれました。
豪快に見えて手軽に作れる「丸ごとキャベツ」。キャベツが安く手に入ったら、一度チャレンジしてみては?