女子バレーボールチーム強豪にして新リーグ「大同生命SVリーグ」初代女王に輝いた大阪マーヴェラスの田中瑞稀主将や酒井大祐監督らが9日、兵庫県庁を訪問。服部洋平副知事ら県の関係者に優勝を報告し、日頃の支援に対する感謝を伝えた。
大阪Mは5月3日に行われたプレーオフ決勝で激戦の末、強敵NEC川崎を下し、初代女王に。NEC川崎は昨季の決勝で敗れた相手だけに、チームの喜びもひとしおだった。
この日、県庁を訪れたのは、竹嶋優子ゼネラルマネージャー、酒井監督、田中主将、林琴奈副主将の4人。竹嶋GMは「最高の結果を報告できて嬉しい」と笑顔を見せ、「子供たちの試合無料招待や阪神・淡路大震災30年のプロジェクト、ユニホームのリサイクルなど、様々な形でご支援をいただいた。これからも地域に根差したより愛されるチームを目指したい」と話した。
MVPに選出された田中主将は「決して自分だけの力ではなく、チームの仲間や会社、ファンの皆さんの支えがあったからこそ。ホームゲームではたくさんの方の声援に背中を押していただいた」とあらためて感謝。林副主将も「長いシーズンで、体力的にも精神的にも苦しい時期もあったが、支え合って乗り越えてられた。チームも私自身もまだまだ成長できると思う」とさらなる飛躍を誓った。
服部副知事はチームの健闘を労いつつ、「兵庫県の事業、イベントにも協力をいただき感謝している。チーム名は『大阪』になったが、練習拠点は兵庫県。これからも兵庫のチームだと思っている」として、今後も変わらぬ関係を維持していくことを期待していた。