【おむすび】「バリでかいスズメバチの巣」書道部の大竹部長まさかの再登板! 風見先輩は書道系YouTuberに

佐野 華英 佐野 華英

残すところあと1週間となった連続テレビ小説『おむすび』(NHK総合)。今週放送された第24週「家族って何なん?」では、愛子(麻生久美子)と聖人(北村有起哉)が糸島への移住を決意した。一方、結(橋本環奈)と歩(仲里依紗)は身寄りのない少女・詩(大島美優)と向き合いながら、自分に何ができるのかを考える。

物語はいよいよクライマックスに突入しようというところだが、3月21日に放送された第120回では、懐かしい顔ぶれが登場。結が高校時代に淡い恋心を抱いた書道部の先輩・風見(松本怜生)と、絶妙のタイミングで「俺んちにバリでかいスズメバチの巣があるっちゃけど、見にこん?」と割りこんできた書道部部長の大竹(桑野颯太)の「その後」が描かれた。 

栄養科の新人、加藤(綿谷優和)がスマホで見ていたYouTubeに、風見亮山と名乗る「書道系インフルエンサー」として風見が登場。その動画に連なるCMとして「大竹スペシャルハニー」という養蜂場を営む大竹が登場した。この2人のサプライズ登場について、制作統括の宇佐川隆史さんと真鍋斎さんに聞いた。

風見と大竹の再登場に松本も桑野も歓喜

真鍋さんは、

「結が高校生のときに関わった人たちの『その後』をどう見せていくか、スタッフ間で話し合ったときに色々とアイデアが出てきました。『大竹スペシャルハニー』は脚本家の根本ノンジさんの発案。松本さんと桑野さんに再登場をオファーしたときはびっくりして、喜んでいましたね。撮影は1人ずつスタジオで、誰とも絡まずに終わったのでちょっと寂しそうでしたが(笑)」

 と振り返る。

「風見は大河ドラマのタイトルを書くぐらいの書道家になっているかも?」という案も出たが…

また宇佐川さんはこのサプライズの狙いについて、

「大竹は視聴者の皆さんに支えていただいたキャラクターだと思っていて、ぜひもう一度登場してもらいたかったんです。『バリでかいスズメバチの巣』という台詞は放送後にXでもたくさん話題にしていただき、ありがたかったです。実際、スズメバチの巣から蜂蜜は採れないのですが、そこから大竹は蜂に興味を持ち、養蜂家となった…そんな話も、実はあのCM動画の中で語っています。風見は最終的にどうなっているのだろうとスタッフ間で話し合って、『もしかしたら大成して大河ドラマの題字を書くぐらいの書道家になっているかもしれない』というアイデアも出ましたが、やっぱり『書道系インフルエンサーになるほうが風見先輩らしい』という案が台本になりました」

と話した。

『おむすび』は誰もが自分の人生の主人公

宇佐川さんは続けて、「『おむすび』は、どの登場人物も『自分の人生の主人公』として生きていると、私たちは考えて描いてきました。限られた尺の中で全員の『その後』を描けるわけではないので、その代表として風見と大竹に再登場してもらいました。登場しない人たちも、私たちと同じように今も生きているんだろうなと思いますし、根本さんによる温かい描き方だなど感じます」とも語った。

次週、「おむすび、みんなを結ぶ」と題された最終週で、物語はどんな“結び方”に帰着するのだろうか。

◇  ◇

『おむすび』番組公式サイト

https://www.nhk.jp/p/omusubi/ts/NJ1W7VQ6W9

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