今週の連続テレビ小説『おむすび』では第21週「米田家の呪い」を放送。結(橋本環奈)の祖父・永吉(松平健)が亡くなり、彼の生き様を通じた「米田家の呪い」と称した「困っている人を助けること」の真髄が描かれた。2月28日に放送された第105回で、永吉の通夜にはラモス瑠偉(演:本人)や山内惠介(演:本人)が弔問に駆けつけた。祭壇の前には王貞治、アントニオ猪木、初代引田天功からの贈答品が飾られ、第1回から繰り返されていた永吉の「ホラ話」が本当だったことが明らかに。
さらに、聖人(北村有起哉)の大学の学費として貯めておいたお金を、昭和51年に岐阜県で起こった安八水害で窮地に立たされた小松原親子(大鶴義丹/父と息子の1人2役)を助けるために永吉が貸していたことが判明。その恩返しをしようと小松原(息子)も通夜に駆けつけた。
また、105回の見どころは何といっても佳代(宮崎美子)が祭壇の前で語るシーン。ひみこ(池畑慎之介)から「さみしなるね」と声をかけられ、「そうでもない。もともとあんまり家におらん人やったけん」と気丈に答えていた佳代だったが、いざ永吉に語りかけるときには笑顔とともに涙を流していた。このシーンの撮影秘話を、制作統括の真鍋斎さんと宇佐川隆史さんに聞いた。
ワンテイクでやり切った「佳代の別れの言葉」
真鍋さんは「あのシーンはワンテイクでした」と語り、こう続ける。
「ずっと風来坊だった永吉に対して『今さらいなくなっても』みたいなことを口では言いながら、やっぱり一緒に過ごしてきた時間を感じさせる『別れの言葉』でした。永吉とともに長年糸島で暮らしてきた佳代らしい素朴でシンプルな言葉で、というのが台本の狙いでしたので、シーンとしてはとにかく暗くなりすぎないように、笑顔で。その笑顔がだんだんと涙に変わっていく様を、宮崎さんが見事に演じ切ってくださって、カットがかかった後は言葉にこそされていませんでしたが、おそらくかなりの達成感があったんじゃないかと思います」
聖人の2人の妹の名前が判明
また宇佐川さんは、永吉の通夜のシーンに登場したある「小ネタ」を教えてくれた。
「第12回と101回で流れた、永吉が大阪万博会場に向かうという昭和45年の回想シーンで縁側に立っていた聖人の妹2人が登場しています。永吉の通夜で聖人の隣に座っていた、今は結婚して婚家で暮らしている『真由子』と『佑衣子』といいます」
永吉が残した「米田家の呪い」という名の「人助け」の精神を受け継いだ結が、次週第22週ではお年寄りのための宅配弁当の開発に携わるという。
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『おむすび』番組公式サイト
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