「あおり運転の加害者」は圧倒的に男性
今回の投稿に対して、ステッカーの有無以前に、「昔から女性が運転してるだけで幅寄せしてくる人が普通に存在する」「あおる人は視覚的に単純な情報で格下扱いしてくる。あおった車からクマみたいな男性が出て行ったら尻尾巻いて逃げてった」といった声も寄せられていた。
実際、いわゆる「あおり運転の加害者」の割合は30代から40代の男性が圧倒的に多く、とくに高齢者と女性は「あおられる」ターゲットになりやすいといわれている。
寄せられたコメントのなかには、「安全運転管理者の講習で聞いた話だけど、あおり運転で捕まった人に理由を聞いたら、相手の車が避けるからスーパーマリオのスター使ったみたいで楽しいと答えたそう」という、衝撃的な情報も見受けられた。
「あおられない運転」と「ドラレコ」で対策を
一説によると、「赤ちゃんが乗っています」系のステッカーは、乳幼児の交通事故死の多さを鑑み、事故発生時に車内に取り残された「子ども」を優先した救急対応を目的として米国で発祥したという。
道路交通法により、新生児から6歳未満の子どもを車に乗せる場合は「チャイルドシート」の使用が義務づけられているが、「赤ちゃんが乗っています」系のステッカーに表示義務はない。もしステッカーがあおられる原因だと感じるなら、子どもの安全のために今すぐ剥がすべきだろう。
それでもなお、「あおられることが多い」と感じるのであれば、今一度、自分の運転が周囲に迷惑をかけていないか、省みることが大切だ。
※警察庁のHPでは、あおり運転(妨害運転)対策として「ドライブレコーダー」の装着が推奨されている。
また、あおり運転の被害に遭遇した場合は、サービスエリアやパーキングエリア等、交通事故に遭わない場所に避難し、車外に出ることなく速やかに110番通報を。