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同じ犬種でも「子犬」への態度が全く違った2匹の犬たち その理由は?

はやかわ リュウ はやかわ リュウ

面倒は見なくてもいいんだよ

一方、ハマジさんちのシルビアちゃんは、猫ちゃんがたくさんいるハマジ家のひとりっ子わんちゃんとして、クールでマイペースなハス女子に育った。

「もともと5才以降のシルビアは、子犬・オトナ犬関係なく、ドッグランでも他のワンちゃんそっちのけで、1匹で草木のにおいをかいだり穴を掘ったりと、つねに個人プレイでした。マイペース~(笑)。ただ、自分にじゃれついてくる子犬にはちょっとオラついてる感じがありました。オトナ犬に対しては、自分からジャレついていって嫌がられたりしてたのを覚えてます。自分が子犬にされて嫌なことをそのまま他のオトナ犬にしているという(笑)。

シルはシャンテを迎えるまでの8年間、ずっと犬1匹で育ったというのもありますが、もともと面倒見もよくなく、母性もなくて(笑)。シャンテはシャンテで、どれだけシルに無視されてもめげずにジャレついてまして。子犬に教育する!というよりは、鬱陶し過ぎてシャンテを追い払ってる感じでした。でも、好きでお姉ちゃんになったわけじゃないし、面倒見なくてもいいよと言い聞かせてました」(ハマジさん)

性格も体型も真逆のはずが……

シャンテちゃんが成犬になってからは、2匹で協力しておやつをせがんだりイタズラをする仲良し姉妹になったシルビアちゃんとシャンテちゃん。

ニコニコ顔がトレードマークだったシルビアちゃんと過ごすうち、シャンテちゃんも表情豊かなハス女子に成長した。

また、丸っこい顔とふんわり体型もチャーミングだった姉犬、シルビアちゃん。もともとシャンテちゃんは細面な脚長ハス女子だったが、なぜか最近、シルエットがおシルちゃんに似てきたそうだ。

「性格は本当に真逆で、表情の豊かさ、特に笑顔だけが似ているなと感じるところだったのですが、最近、足の短さがすごく似てきました。ハスキーは4歳を超えると足が短くなるんでしょうか(笑)」(ハマジさん)

ただし、シャンテちゃんの「子犬」に対する態度は、どうやらおシルちゃんとはかなり違う模様。

「あまり子犬に会う機会はないのですが、一度、ミニチュアシュナウザーの子犬を預かった時は仲良く一緒に遊んでました。シャンテは面倒見の良いお姉さんタイプかもしれませんね」(ハマジさん)

だってハスキーだもの

おこめつぶさんによると、ハマジさんちのシルビアちゃんの容赦ない対応の方が、むしろ自由奔放が信条のハスキー犬らしい対応なのだと言う。

「おシルちゃんやぷくと同様に、ハスキー女子は子犬に対してわりと厳しく躾けるタイプが多いように感じます。母性爆発のマリア様タイプのハスキー女子は、自分は見たことがありません…」(おこめつぶさん)

「ぷくも本来はかなり凶暴な女なんですが、これまでの経験で気を遣うことを覚えたようです」「ゴンはラブですが、ハスキーとしての教育を施しました」「ただしハスキーなので、適当な教育でした」と、Xに投稿していたおこめつぶさん。

犬種や性別が同じでも、性格は犬それぞれ。育った環境や共に暮らす犬からの影響によっても大きく違ってくる……とはいえ、やはりハスキー犬は天真爛漫で自由奔放なのが信条のようだ。

◼︎好評発売中のハマジさんの最新コミックエッセイ『猫とハスキーとハマジ』(3)(画像提供:ハマジさん)

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