日本海側 平年より多い積雪 青森県で2倍も なだれ・落雪に注意

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今日21日は、日本海側では、雪や雨の降り方が弱まっています。昨日20日からの暖かさで、雪の多い所では雪どけが進んでいるものの、まだ積雪は平年値を上回っている所が多くなっています。青森県では平年の2倍の所も。気温の高い状態が続くため、なだれや落雪に注意。

日本海側 なだれや落雪に注意

今日21日(火)は、冬型の気圧配置はゆるみ、日本海側では、雪や雨の降り方が弱まっています。
昨日20日(月)は全国的に3月並みの暖かさとなり、今日21日(火)も気温が平年より高い状態が続いているため、積雪の多い所では雪どけが進んでいます。

午前11時の積雪は青森県八甲田山系の酸ケ湯で376センチ(平年比141%)、同じく青森県の上北郡野辺地町では52センチ(平年比200%)、弘前市で91センチ(平年比194%)、新潟県津南町で182センチ(平年比109%)、群馬県みなかみ町藤原で128センチ(平年比106%)など、まだ積雪は平年値を上回っている所が多く、青森県では平年の2倍になっている所もあります。

東北から中国地方にかけての広い範囲に「なだれ注意報」が発表中です。
この先もしばらく気温の高い状態が続くため、なだれや落雪による事故に十分ご注意ください。

この先も寒暖差大 融雪災害に注意

春のような暖かな空気が流れ込んでいますが、この先24日(金)ごろまでは日本海側も気温の高い状態が続きそうです。
24日(金)に北日本を低気圧が通過した後、土日は冬型の気圧配置となるでしょう。週末は局地的に雪が強まり、寒さが戻りそうです。
ただ、その後は再び気温が上昇し、雪の多い所では雪ではなく、雨の降る所もある見込みです。

寒暖差が大きく、雪どけの進みやすい状態が続きます。なだれや融雪による洪水、屋根からの落雪などによる雪の事故に十分ご注意ください。

急な雪解け 注意点は?

暖かくなることで心配されるのが雪解けによる災害や事故です。積雪が多く残る所では、次の3つの点に注意が必要です。

①雪解けによって「全層なだれ」が発生しやすくなります。山に積もった雪が全て滑り落ちる現象で、気温の上昇や雨の後などに多く発生します。過去になだれが発生した斜面や積雪に亀裂が入っている所では、特に注意が必要です。

②気温の上昇によって積もった雪が滑り、「屋根からの落雪」が起こりやすくなります。軒先で作業する際は頭上の状況を確認するなど注意が必要です。また、除雪作業を行う場合は、命綱とヘルメットを装着し、できるだけ複数人で実施するなど、安全を確保するようにしてください。

③ 雪が多く積もった道路で、気温が上昇したり、雨が降ったりすると、「冠水」のおそれがあります。路肩に集められた雪によって排水が悪くなったり、雪の塊が排水溝を塞いだりしてしまうことがあるためです。大雪のあとの雨は、たとえ大雨でなくても、道路の冠水に十分ご注意ください。

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