厚生労働省が発表した最新の「インフルエンザの発生状況」によりますと、令和7年第1週(令和6年12月30日から令和7年1月5日まで)分の定点あたり報告数は、昨シーズン同期の約3倍と多い状況が続いています。
インフルエンザ患者 昨シーズン同期に比べて多い状況が続く
14日(火)に厚生労働省が発表した「インフルエンザの発生状況」によりますと、令和7年第1週(令和6年12月30日から令和7年1月5日まで)分の定点あたり報告数は「33.82」でした。前週「64.39」に比べると少なくなりましたが、昨シーズン同期の定点あたり報告数は「12.66」でしたので、昨シーズン同期に比べて、約3倍の多さです。
また、インフルエンザの指定医療機関の報告数は「141,998」と、昨シーズン同期の「61,918 」より、かなり多くなっています。
太平洋側は空気が乾燥
今日14日15時現在も東北南部や関東から九州南部、沖縄には所々に乾燥注意報が発表されています。
15日(水)の朝までは太平洋側でも所々で雨や雪が降りますが、16日(木)は太平洋側では広く晴れるでしょう。17日(金)から19日(日)にかけても太平洋側では晴れる所が多く、空気の乾燥した状態が続きそうです。16日(木)以降は寒気が流れ込み、日中も寒中らしい寒さの所が多いでしょう。朝晩は厳しい冷え込みとなりそうです。
乾燥と寒さで、体調を崩さないようご注意ください。
空気が乾燥 インフルエンザに注意
湿度が低くなると、ノドの粘膜の防御機能が低くなるため、インフルエンザにかかりやすくなります。インフルエンザを予防するには、次のようなことを心がけてください。
① 外出時はマスクを着用し、人の多い所への外出を控えましょう。高齢者や慢性疾患を抱えている方、疲れ気味、睡眠不足の方は、特に注意が必要です。
② 外から帰ったら、手洗いやうがいをしましょう。インフルエンザだけでなく、一般的な感染症予防のためにも、おすすめです。
③ 室内では、加湿器などを使って、適度な湿度(50~60%)を保ちましょう。
④ 栄養バランスの取れた食事と、十分な睡眠をとるよう、心がけましょう。体の抵抗力を高めることができます。
それでも、インフルエンザにかかってしまった場合は、安静にして、十分な休養や水分をとり、早めに医療機関を受診してください。