「50mで息切れ」から1年後…49歳でフルマラソン完走! 「諦めるのはまだ早い」コツコツ練習で夢を叶えた母の姿に、共感広がる

海川 まこと 海川 まこと

年齢を重ねると、新しいことを始めるのが億劫に感じたり、続けるのが難しくなったりすることがあります。そんな中Instagramで漫画を投稿しているありまさんのお母さんを描いた『49歳でフルマラソンを完走した母が、“コツコツ”練習できた理由』に多くの人が感動しています。行動力と努力を惜しまないその姿に、「私も挑戦したい!」と背中を押される声が多数寄せられています。

東京マラソンに参加した息子の様子を見て、感化されたありまさんのお母さんは、自分もマラソンをやってみたいと考えます。走り始めたばかりのころは50m走っただけで疲れていたお母さんでしたが、コツコツと続けて走る距離を伸ばしていきます。

数カ月後には、「ちょっとそこまで」という軽いノリで往復16㎞もある隣の県まで走るほどにまで成長。そして走り始めてから1年後には目標としていたフルマラソン完走を達成します。それからも毎年大会に参加し、56歳の時にはホノルルマラソンを完走するという快挙を達成しました。

そんなありまさんのお母さんは、「コツコツ続けること」を風船に例えています。少しずつでも風船に息を吹き込むことで、大きくなって割れた時に自分がレベルアップするという意図の例えで、この話がInstagramのフォロワーにも「素敵な考え方」として共感を呼んでいます。

また、60歳を超えてもまだ走り続けているお母さんの姿に「私もまた少しずつ風船を増やしていきたい」や「何かを始めるのに年齢は関係ないと勇気づけられます!」など感動の声が寄せられています。同作についてありまさんのお母さんに詳しく話を伺いました。

ー息子さんがフルマラソンの練習をしていたときや、東京マラソンに参加している最中は、ご自身が走る予定は特になかったのでしょうか?

息子が練習中も大会に参加した時も、走ることにまったく興味はわきませんでした。でも、息子が筋肉痛に苦しむ姿を見てはじめて「わたしも体験したい!」と思いました。

ーお母さまは小さい頃からコツコツするタイプだったのでしょうか?

小さい頃はかなりお転婆で、木登りはもちろん、棒切れを持って男の子とチャンバラごっこをしたりしていました。その頃は勉強は嫌いでコツコツするのも苦手でしたね。

コツコツができるようになったきっかけは、27歳のとき英語を勉強しだしたことです。脳みそが爆発しそうになり、知恵熱なのかと思われる熱を出したあと、外国人さんの喋る言葉が理解でき本当に感動しました。その時にパチンと風船が割れたかのような感覚を覚えて……「次の風船を膨らませなきゃ!」という発想になりました。

ーホノルルマラソンへの参加はどのような経緯で決められたのですか?国内の大会もたくさん出ていたのでしょうか?

なんとなくですが、完走できそうな気がして走ってみました。国内の大会は、フルマラソンとハーフをそれぞれ年に1回ずつ走っていました。コロナの後は今まで参加していたハーフの大会自体がなくなったので、今はフルマラソンを年に1回だけ走っています。

<ありまさん関連情報>
▽Instagram
https://www.instagram.com/arimama_umauma/
▽書籍『うちの母は今日も大安』(Amazon)
https://www.amazon.co.jp/dp/404683594X?tag=kadoofce-22

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