いずもちゃん(取材時、5歳)と、飼い主のX(旧Twitter)ユーザー・いずもん/まろ様*mfmfさん(@7nfxwoi3F8lSqHU)との出会いは、運命的なものだったといいます。
2018年、先代猫のよもぎちゃんが虹の橋へ。生前、よもぎちゃんの闘病中、治療のために必要な輸血血液を見つけることができず、SNSを通じて呼びかけたことをきっかけに、全国から温かいメッセージや情報が寄せられました。
そのなかには、いずもちゃんとのご縁を繋いでくれた横浜の「猫カフェmfmf」さんからのコメントもあったといいます。
「よもぎちゃんが虹の橋を渡り、ペットロスの日々を過ごしていました。そんな中で、SNSでお世話になった方々への恩返しをしたいと思うように。それから保護団体への支援を始めたのです」
2019年の夏、飼い主さんは「猫カフェmfmf」さんに足を運ぶようになり、そして同年12月、「猫カフェmfmf」さんのSNSで紹介されていたいずもちゃんの写真を見た瞬間、「この子だ!」と感じたといいます。
そして、飼い主さんは家族とともに「猫カフェmfmf」さんを訪問。当時、生後4カ月だったいずもちゃんと出会いました。
「いずもは、沖縄県の久米島で母猫に育児放棄され、人工哺乳で育てられたあと『猫カフェmfmf』さんにやってきました。名前は、よもぎちゃんの治療のときによくしていただいたお店で出会ったことに由来しています。縁結びの神様として知られる出雲大社にちなんで『いずも』と命名しました」
こうして、2019年12月28日、いずもちゃんは飼い主さんの家族になったのです。
新しい生活と絆の深まり
いずもちゃんを迎えてから、大変だと思ったことは一度もなかったといいます。それどころか、嬉しい出来事がたくさんありました。
「私が自宅で仕事をしていると、膝上に乗ってきて眠るようになりました。いずもから信頼されているように感じられ、とても嬉しかったのを覚えています」
このような日々を過ごす中で、いずもちゃんと飼い主さんの絆はどんどん深まっていきました。
食いしん坊で愛らしい個性
いずもちゃんは、今年5歳になりました。
性格は、食欲旺盛でマイペース。また、遊んでいる最中でも、おやつを入れている容器のフタが開く音を耳にすると、すぐに駆け寄ってくるそうです。
また、トイレ後のお世話は飼い主さんにおまかせ! 『さぁ、おしり拭くよ』と言われると、すぐにゴロンと寝そべり、後ろ足を広げて準備万端な姿勢を見せるのだとか。
「いずもには『大好きだよ。毎日、おもしろい発見をさせてくれてありがとう』と伝えたいです。“もちぽよプリティー”な姿をたくさん見せてほしい。そして、健康で楽しい日々を一緒に過ごしていきたいと思っています」
久米島から保護されたいずもちゃんとの出会いは、飼い主さんにとって運命的なものでした。愛情に包まれた毎日が、いずもちゃんの食いしん坊で愛らしい個性をさらに輝かせています。
これからも、いずもちゃんと飼い主さんの絆が深まり続けることでしょう。