じゃこちゃんとの出会いは、ある保護団体を通じて訪れました。
当初、じゃこちゃんは別の飼い主さんのもとで暮らしていたそうですが、「変な鳴き声だ」という理由で保護団体に引き渡されてしまったのです。
飼い主のX(旧Twitter)ユーザー・じゃこさん(@jako_sodateru)は、じゃこちゃんと出会ったときのことについてこう振り返っています。
「我が家には元保護猫が2匹いましたが、そのうちの1匹が持病で虹の橋を渡りました。残された猫が寂しそうにしていたため、新たに猫を迎えようと考え始めたのです。保護団体を訪ねたときに紹介されたのが、まだ小さなじゃこちゃんでした」
飼い主さんと対面するためにキャリーケースから出されたじゃこちゃんは、とても怖がり、部屋の隅に隠れてしまいました。
しばらく、じゃこちゃんの様子を見守っていたとき、決定的な瞬間が訪れます。
「手からおやつを食べてくれたのです。そのとき、『この子を幸せにしたい』という強い気持ちが湧き上がり、お迎えすることを決めました」
こうして、じゃこちゃんは新しい家族の一員となりました。
初めての家にも物怖じしなかったじゃこちゃん
じゃこちゃんが家にやってきたときの様子は、とても印象的なものでした。
キャリーリュックから出てきたじゃこちゃんは、ためらうことなく部屋を歩き回り、先住猫にあいさつをしたのです。
「じゃこちゃんは、まるでここが自分の家だとわかっているかのように、自然に部屋を歩き始めました。そして、先住猫に自らあいさつ。その姿を見て『すぐにこの家に馴染んでくれるな』と確信しました」
また、じゃこちゃんはほかにも飼い主さんをメロメロにする行動を見せてくれました。
「仕事から帰ると、玄関まで走ってきてくれるのです。その姿がとても愛らしくて、疲れが吹き飛びます」
じゃこちゃんがもたらした幸運、家族の生活に変化
じゃこちゃんを迎え入れたことで、家族にはさまざまな変化が訪れました。
特に、飼い主さんの仕事や生活に良い影響を与えたようです。
「じゃこちゃんをお迎えしてから、仕事に一層集中できるようになり、業績がアップしました。そのおかげで収入が増え、広い家へ引っ越し。サビ猫は、ヨーロッパでは“幸福の猫”と言われているそうですが、本当にその通りだと思います」
じゃこちゃんの存在が、生活に活気を与えていることがわかりますね。
じゃこちゃんと過ごすにぎやかな日常
じゃこちゃんの性格は、一言で言うならば「ツンデレ」。日々、じゃこちゃんの行動や仕草に刺激をもらっているようです。
「帰宅すると、玄関に来てゴロンと寝転がり“へそ天”ポーズを見せてくれます。でも、撫でようとすると一目散に逃走(笑)。その気まぐれなところが、じゃこちゃんの魅力です」
寒い季節はさらに、甘えん坊もなるそうですよ。
「肌寒い時になると、じゃこちゃんは膝の上に乗ってきてくれるのです。あまりにも愛らしくて、心がとろけてしまいそうになります」
じゃこちゃんへの恩返しと願い
じゃこちゃんは、今年4歳になりました。
飼い主さんは、じゃこちゃんが楽しく過ごせるようにと、住環境にも工夫を凝らしています。
「じゃこちゃんが楽しめる部屋作りを心がけています。ジャンプしやすいように家具の高さを調整したり、走れるコースを作ったり……。おうちの中で少しでも快適に過ごしてほしいと思います」
いつも笑顔と癒やしを与えてくれるじゃこちゃんに感謝していると語る飼い主さん。これからの暮らしについて、こう語ってくれました。
「じゃこちゃんは、私を信じてくれて、いつも笑わせてくれます。そんなじゃこちゃんに、いっぱい恩返しをしていきたいです」
じゃこちゃんとの生活を何より大切にしている飼い主さん。これからも一緒に笑顔が絶えない日々を過ごしていくに違いありません。