チャイルドシート→ジュニアシートの切り替えはいつ? 「対象年齢」だけで判断しないで

村田 創(norico by ガリバー) 村田 創(norico by ガリバー)

ジュニアシートの選び方

ここでは、ジュニアシートを選ぶ際に押さえたいポイントをご紹介します。

▽ポイント(1)子どもの体格と合うか

ジュニアシート選びで最も重要なのは「子どもの体格に製品が適応しているか」です。

使用基準はもちろん、高さの調整度合いやパーツ着脱の可否も確認しましょう。口コミや評価で決めず、実物を見て、可能なら子どもを座らせてみて決めてください。

▽ポイント(2)クルマにうまく載るか

クルマの広さは車種によって異なり、ジュニアシートのサイズ感も製品によって異なります。

購入前には車内の広さと製品サイズを確認し、載せても十分な広さを確保できるかチェックしましょう。メーカーによっては、製品のWebサイトで車種とジュニアシートが適合しているか調べることもできます。

▽ポイント(3)背もたれの有無

ジュニアシートには、背もたれのあるタイプとないタイプ(ブースターシート)があります。

背もたれのあるジュニアシートのほうが、安全性は高いです。 一方、ブースターシートは着脱が簡単で、他のクルマに積み替える際に便利です。また、子どもにとっては身体を動かしやすく、ゆったり座ることができます。

背もたれ部分を着脱し、ブースタータイプに早変わりする製品もあります。

▽ポイント(4)取り付け方

ジュニアシートの取り付け方には「ISOFIX(アイソフィックス)」タイプと「3点シートベルト」タイプの2種類があります。

ISOFIXは、チャイルドシートを固定する方式の国際基準資格です。専用の金具で固定します。取り付けが簡単で固定ミスも少ないですが、車種によっては装着できません。

3点シートベルトタイプは、クルマのシートベルトで固定します。ISOFIXタイプより幅広い車種に対応できる一方、シートベルトの緩みによる固定ミスに注意が必要です。

【半数近くが正しく装着できていない】
警察庁の最新の調査では、チャイルドシートを設置している人のうち、適切に取り付けられていたのは約6割。つまり残りの約4割は、装着方法が適切でない状態でした。製品購入後は、必ず取扱説明書で装着方法を熟読しましょう。

※参考:警察庁「子供を守るチャイルドシート」

▽ポイント(5)手入れのしやすさ

ジュニアシートを使用すれば、飲食によるシミや汚れ、設置面の汗や蒸れによる匂いなどが発生します。そのため座面や背もたれ、ヘッドレスト部分が着脱でき、さらに洗濯機で洗える製品を選ぶと良いでしょう。

▽その他のポイント

この他にも、以下のような点に注目するのがおすすめです。

・Eマーク(国交省認定マーク)がある
・クッション性があり、快適に座れる
・メッシュ素材などで通気性が良い
・子どもが気に入っている

子どもの命にかかわるグッズだからこそ、安心して利用するため「Eマーク」搭載の製品を選ぶことが望ましいです。また、子どもと実物を見に出かけ、座り心地や素材、子ども自身の反応を見るようにしましょう。

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