大きな手荷物を持つ国内外の観光客向けにホテルなどを巡回するバスが、京都市内で運行している。宿泊施設に荷物を先に預けて手ぶらで観光するよう呼びかけ、市バスや鉄道の混雑緩和につなげる。
秋の混雑対策として市観光協会と市が12月27日まで実施する。京都駅烏丸口(下京区)を発着し、中心部のホテルや主要バス停など5カ所を巡るコースで1日8便運行する。有料。
同協会の藤森稔人観光活用課長は「観光客が本格的に増加している。しっかり周知していきたい」とした。
京都府内や大阪市内の宿泊施設に手荷物を有料で当日配送するサービスもあり、京都駅ビル内の京都総合観光案内所(京なび)に窓口が設けられた。バスと合わせて手ぶら観光の推進を図る目的で常設化する。