秋冬も1日約1リットルの水分を! 「水太り」や「むくみ」予防にも

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一気に気温も下がって冬が近づいてきました。夏ほどは喉も乾きませんが、みなさんは一日の水分摂取量って気にしていますか? ダイエットで水をたくさん飲む企画は、テレビなどで目にしますが、実際水を飲むと美容や健康にいいのでしょうか? たくさん飲みすぎると「水中毒」というトラブルになるといった話も聞きますし、一日の摂取量の目安も気になるところ。そこで今回は、水の飲み方にまつわる疑問を取材してきてもらいました。

飲み水で一日約1リットル こまめな水分摂取が吉

一日に必要な水分摂取量や飲み方について、大阪グランドクリニックHEP NAVIO(大阪府北区)の大楠崇浩院長に話を聞いた。「1日に必要な水分摂取量は、年齢等によっても異なりますが、一般的に成人で一日に約2.3~2.5リットル。ただし、食事に含まれる水分などもあるため、飲料水から摂取すべき量は1.0~1.2リットル程度です。一度にたくさんの水を飲んでも、吸収しきれずそのまま尿として排出されてしまいます。そのため、一度に摂取する水分量としては150~200ミリリットル(コップ一杯分)を目安に、5~7回程度に分けて飲むことが大切です」(大楠院長)

適切な水分量摂取で老廃物排出を促進!

「水分を適量摂取できていれば、血液などの体液となって、細胞内や血中に滞っていた老廃物や毒素を尿として排出しやすくなります。老廃物が流れることで、血流がサラサラになったり、むくみや水太りが解消されたり、肌にうるおいが増すなどのメリットも。ただし、最近では、ダイエットや美容目的で〝水分をとればとるほど良い〟と思い込んでしまう方も多くいらっしゃいます。必要以上に水分を多飲すると、めまいや頭痛、下痢、嘔吐などの症状が現れる【低ナトリウム血症(水中毒)】を引き起こすこともあるため、まずは毎日1~1.2リットルを目安に摂取しましょう」(大楠院長)

1リットルボトル持参で摂取量が明確に

美容や健康意識の高まりから、一日に必要な摂取量が把握しやすい約1リットル容量のボトルやミネラルウォーターなどの商品も注目を集めつつある。株式会社キントーの「トレイルタンブラー1080ml」は、元々はトレッキングやキャンプなどのアウトドアシーンを想定して誕生した商品。大容量でコンパクト、さらに見た目のスタイリッシュさもあり、最近ではオフィス使いしている人も見かけるようになった。真空二重構造で高い保温・保冷効果を備えているのもうれしい。

ボトルのスリム化で持ち歩きにも!

定番商品にも変化が。家庭でのシェア飲みが主流だった「サントリー天然水1L」も、パーソナル化にシフトしてボトルデザインをリニューアル。これまではテーブルに置くイメージのどっしりとしたデザインだったが、容量はそのままでギュッとスリムに。片手で直飲みしやすいだけでなく、通勤リュックのサイドポケットにちょうどおさまるサイズ感で持ち歩きも便利になった。

これまでは持ち歩き用といえば、ペットボトルでもタンブラーでも500ミリリットルぐらいまでのものが主流だったように思う。美容・健康意識の高まりに加え、ボトルのコンパクト化・スリム化が進み、1リットルを持ち歩くのが以前ほどはかさばらなくなったのも、大容量ブームを後押ししている一因かもしれない。

◆中口のり子 芸術系大学卒業後、出版社にて地域情報誌の企画提案や取材などを担当。結婚・出産を経て、デザイナー&ライターとしてフリーランスに。ラジオ関西の情報サイト「ラジトピ」への寄稿ほか、大阪・兵庫を中心に活動。グルメから美容まで、最新の流行がいち早くキャッチできるこの仕事は天職!?

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