個性的でかっこいい?時代遅れでダサい? 巷で見かける「流れるウィンカー」 軽自動車にも搭載進む

村田 創(norico by ガリバー) 村田 創(norico by ガリバー)

昨今、ウィンカーが内側から外側に向かって流れるように点灯する車を街でよく見かけます。この「流れるウィンカー」は、正式名称を「連鎖点灯式方向指示器」といい、「シーケンシャルウィンカー」とも呼ばれており、シーケンシャル(=sequential)は英語で「一連の、順々に起きる」という意味です。

▽日本では2014年から搭載可能に

かつて日本では、流れるウィンカーのように段階的に点灯するウィンカーの搭載が法律で禁止されていました。しかし、2009年にアウディがシーケンシャルウィンカーを採用したA8を発表。その後も欧州で搭載が進んだことから、日本でも2014年に法改正が行われ、搭載が可能になり、翌2015年には、レクサスの上位モデルでシーケンシャルウィンカー採用車種が多数登場しました。

▽高級車や上位グレードに多い傾向

シーケンシャルウィンカーをはじめに搭載したのがアウディだったこと、また搭載コストの問題からか、国産メーカーではレクサス車やトヨタの上位モデルを中心に搭載が広がりました。

現在では、ライズのような小型SUV、N-BOXカスタムやタントカスタムといった軽自動車でも搭載しているケースがあります。ただし、こういった車種でも搭載モデルは上位グレードやカスタムモデルに限られる傾向があります。

【流れるウィンカーはLEDだからこその技術】
流れるウィンカーは、LEDなしでは実現が難しい装備です。LEDは、電球と違って電子制御による多様な点灯方式に対応できます。かつてLEDのコストは高く、品質も安定しなかったため、車への搭載が困難でした。しかし現在は、徐々にLEDを採用している車種が増えています。

代表的な搭載車種一覧とおすすめ車種

過去モデルを含めて、流れるウィンカーの搭載車種の代表例は以下の通りです。

【トヨタ】
・クラウン(220系)
・ライズ
・C-HR(生産終了)
・ハリアー(60系後期)
・ランドクルーザー 300
・アルファード
・ヴェルファイア

【レクサス】
・ES(生産終了)
・LS・NX(初代後期)
・RX(4代目)
・LX(初代)

【日産】
・サクラ(ドアミラー)
・デイズ(ドアミラー)
・ルークス(ドアミラー)
・ノート オーラ
・エクストレイル

【ホンダ】
・N-BOXカスタム
・N-WGNカスタム
・アコード
・ヴェゼル
・ZR-V
・ステップワゴン
・オデッセイ

【三菱】
・アウトランダーPHEV

【ダイハツ】
・タントカスタム
・ロッキー

※現行モデルでは搭載していない車種もあります。また、グレードによって標準装備でなかったり、全車オプション装備だったりする場合もあります。

2015年頃には、レクサスとトヨタで多くの車種に「流れるウィンカー」が採用されました。しかし、現在は限られたモデルでしか採用されていません。

一方、日産は軽自動車のドアミラーに「流れるウィンカー」(オプション)を採用しています。また、ホンダは搭載に積極的で、フルモデルチェンジしたばかりの最新車種にも搭載しています。

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