みなさんは、投資を行っている人が多い都道府県はどこだと思いますか。株式会社GA technologies（東京都港区）運営するネット不動産投資サービス『RENOSY』が実施した「47都道府県別の投資意識と実態調査2024」によると、「東京都」が1位となりました。では、2024年に「100万円以上」投資した人が多い都道府県はどこなのでしょうか。
調査は、全国の20〜60代の男女（学生を除く）9169人（投資を現在やっている3545人、過去やっていた726人、やったことがないが関心はある2361人、やったことがなく関心もない2537人）を対象として、2024年8月〜9月の期間にインターネットで実施されました。
その結果、「投資を現在やっている人が多い都道府県」は、1位「東京都」（53.8％）、2位「愛知県」（49.0%）、3位「香川県」（46.3％）がTOP3となりました。
一方、投資を現在やっている人が最も少ない都道府県は「秋田県」（25.9％）で、投資を「未経験、かつ関心もない」と回答した割合が38.6%と、47都道府県中最も高い割合だったことから、投資に対して消極的な一面が見受けられました。
続けて、2024年1月〜8月の期間に「100万円以上投資した人が多い都道府県」をランキング化した結果、1位「奈良県」（24.7%）、2位「秋田県」（23.1%）、3位「山梨県」（23.0%）がTOP3となり、投資を現在やっている人が最も少なかった秋田県が2位にランクインしていることから、秋田県では投資を現在やっている人は少数ではあるものの、投資額が高いことがうかがえます。
また、同期間に「100万円以上貯金した人が多い都道府県」では、1位「東京都」（17.1%）、2位「兵庫県」（15.2%）、3位「北海道」（14.5%）がTOP3となりました。
さらに、「投資を現在やっている人の総資産額」について調べたところ、「総資産額3億円以上の人が多い都道府県」の1位は「東京都」（3.8％）、「総資産額10億円以上」では1位が「山口県」（2.5%）となりました。
「投資を現在やっている」「過去やっていた」と答えた人のうち、若年層から投資を開始した人が多い都道府県の傾向を調べたところ、「20代で投資をはじめた人が多い都道府県」は、1位「東京都」（46.5%）、2位「北海道」（46.1％）、3位「静岡県」（45.9%）がTOP3となり、住む地域に限らず若年層の投資が広がっていることがわかりました。
次に、「ネット銀行利用率が高い都道府県」を調べたところ、1位「山形県」（36.8%）、2位「鳥取県」（36.6%）、同率3位「秋田県」「宮城県」（いずれも34.7％）がTOP3となり、大都市圏以外の地域において、ネット銀行の利用率が高い結果となりました。
さらに、「投資商品ごとの利用率ランキング」をみると、NISAの利用率1位は「福井県」（48.2%）となりました。次いで、2位「富山県」（46.9%）、3位「長崎県」（46.1％）が続き、大都市圏以外でのNISAの利用率の高さが明らかになりました。
そのほか、外国株・FX・暗号資産・不動産・iDeCoの利用率はいずれも「東京都」（外国株28.8％、FX19.9％、暗号資産24.0％、不動産13.7％、iDeCo26.7％）が1位に。
他方、国内株・投資信託の利用率はいずれも「京都府」（国内株41.3％、投資信託39.2％）が1位となっています。
最後に、「投資をする上で最も重要なポイント」をそれぞれの項目の割合が高い都道府県をランキング化したところ、「ハイリスク・ハイリターンであること」と「ミドルリスク・ミドルリターンであること」の1位は「東京都」（11.6%、17.1％）、「ローリスク・ローリターンであること」の1位は「岐阜県」（21.9%）、「手軽さ」の1位は「山梨県」（28.2%）、「節税効果が見込めること」の1位は「富山県」（17.0%）となり、いずれも全体より8ポイント以上高くなっていました。
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【出典】
▽GAテクノロジーズ調べ「47都道府県別の投資意識と実態調査2024」
