都内在住Z世代の約6割が「交際0日婚」に肯定的――そんな調査結果が株式会社サンマリエ（東京都新宿区）が運営する結婚相談所『サンマリエ』による「交際0日婚に関するZ世代の意識調査」でわかりました。その理由としては、「恋愛は面倒だから」が最多となったほか、「時間を無駄にしたくないと感じるから」という意見もみられたそうです。
調査は、都内在住の20〜26歳の男女102人を対象として、2024年7月にインターネットで実施されました。
調査の結果、全体の約6割が「交際0日婚に肯定的」（とても肯定的22.5%、やや肯定的36.3%）であることがわかりました。
交際0日婚に肯定的な60人にその理由を複数回答で答えてもらったところ、「恋愛は面倒だから」（46.7%）が最多となったほか、「経済的な理由から早く安定したい」（35.0%）、「時間を無駄にしたくないと感じるから」「恋愛よりも結婚を優先したい」（いずれも25.0%）といった回答が上位に並びました。
一方、交際0日婚に否定的な35人の理由としては、「相手との相性が悪いかもしれないから」（71.4%）や「相手の良い面しか見れていないから」（57.1%）などに回答が集まったほか、「トラブルに巻き込まれる可能性がある」（34.3%）、「お互いのライフプランに相違が生まれる可能性がある」（31.4%）などの意見も目立ちました。
そのほか、自由回答では「こわい」（25歳）、「バツをつけたくない」（20歳）、「理解ができない」（23歳）といった声も寄せられています。
では、どのくらいの期間交際していれば、「結婚を考える時期」だと考えているのでしょうか。全回答者に尋ねたところ、「半年以上1年未満」（30.4%）が最も多く、次いで「1年以上2年未満」（17.6%）、「3ヵ月以上半年未満」（14.7%）が続きました。
次に、「周囲に”交際0日婚”を経験している人はいますか」と尋ねたところ、「いる」が41.2%、「いない」が52.9%という結果になりました。
また、「自身が”交際0日婚”をする」ことについては、「積極的に考えたい」（15.7%）と「条件次第で考えたい」（37.3%）を合わせて約半数の人が前向きな意向を持っていることがわかりました。
そこで、交際0日婚をすると仮定した際に「最低限知っておきたい相手の情報」を尋ねたところ、「兄弟構成」（50.0%）、「両親について」（44.1%）、「仕事」（36.3%）、「経歴」（32.4%）といった回答が上位に挙げられました。
そのほか、自由回答では「人柄」（22歳）、「生活する上でのルール」（22歳）、「車に乗った時や店員さんへの態度、最低限のマナーができているか」（21歳）などの意見が聞かれました。
これらの調査結果を踏まえて同相談所は、「Z世代の多くが”交際0日婚”に肯定的な印象を持っている実態が明らかになりました。恋愛の手間を省きたいなど、タイパを意識した意見も挙がっています。こうしたZ世代の結婚観に応える結婚相談サービスが求められているのではないでしょうか」と述べています。
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【出典】
▽結婚相談所「サンマリエ」
https://www.sunmarie.co.jp/
