7月末に、自分に言い聞かせるような母の叫びがネット上に拡散しました。
「高1の!息子が!女の子と!お祭りに行くんですって!
私どうしたらいい?
わかってる!余計なこと言わないでおこづかい少しあげたらいいんだよね!!!
帰ってきてもあれこれきかない!わかってるって!!」
ソワソワする母に応援の気持ちからか「いいね」が20万を超える大きな反響になりました。
「ソワソワソワソワ」
「キュンキュンしますね🙈💕」
「あまずっぱー!!」
「落ち着かない!!!!!偶然を装って祭りに行きたい!!!!!(ダメ)」
こんなふうに一緒にドキドキしてしまう人のほか、真剣にアドバイスする人も。
「その息子さんがバイトされてるかは存じませんが、5000円くらい渡してあげたらいいと思います。最近の縁日も物価高が少しありまして…」
「知らないふりして素敵な下着を用意してください。」
「ハンカチ! アイロンのかかった若い男性用のタオルハンカチを持たせるのです!!あと5000円を持たせて、あ、あとビオレの冷やしタオル持たせて汗対策! あわわわ\(//∇//)\ 帰ってきてもあれこれ聞かない←全世界のマザー、脳に刻むのです」
「きゃー💕 ドキドキしちゃいますね。 私は『絶対に遅くなったらダメだよ。彼女の保護者に心配かけたらダメだよ。送っていくんだよー』と言ってました。良い思いで😆」
「蚊よけと虫刺されの薬を!彼女にさりげなく使って好感度アップです!」
ポストした「玄米茶」(@genmaityanko)さんは、「絶賛反抗期中の息子が、女の子とお祭りに行くと言うので、『私どうしたらいい?わかってるわかってるの!』という状態でしたが、みなさんがすごくあったかくて世の中捨てたもんじゃないなと思って。正直とっても嬉しかったです」と話します。当日はどんな雰囲気だったのか、玄米茶さんにお話を聞きました。
──当日は、余計なことを言わずにお見送りを?
実は私は興奮のあまりお腹を壊して、トイレの中から「行ってらっしゃい。気をつけて」みたいな状態になってしまい、夕日が当たる逆光の中を行く浴衣姿の息子を見送れなくてそれが一番悔いていることです。でもお父さんに「それくらいがちょうどいいんちゃうの?」って言われました。
──そうかもしれないですね(笑)。ハンドタオルとかバンドエイドとかは持っていったのでしょうか。
「手拭いとかバンドエイドとかあったら便利やで」とか一応ちょっと言いましたが、身軽が好きな子なんで、全部家に置いて行きました。しょうがないですね。
──息子さんは、お祭りが楽しめたようでしたか?
とても小規模なお祭りで、中学時代の同級生たちに会って合流して、「暑いから家に涼みに帰ってもいい?」と連絡があって、男の子3人と女の子3人で帰ってきました。
──あら、かわいい展開ですね。
久しぶりに会ったから涙出るくらい嬉しかったって友達がかわいいこと言うから、「カレーでよかったら、おばちゃんカレー作るけど」とか言って作って、みんなでカレーを食べて。もう暗かったから女の子はちゃんと送っていって、男の子も一緒に帰るんやでって。それで帰ったら、ちゃんとみんな連絡をくれました。
──すごい。全員かわいいですね。
そんなんで、私だけが勝手にウキウキしてた夏祭りは、無事に終わったんです。
──お母さんが聞かずに我慢されているのに変ですが…最初にお祭りに一緒に行った女の子とはその後どんな感じなんでしょう?
こっちが勝手に盛り上がっていたけど、実はそんなでもないのかもしれないです。その女の子は息子を慕ってくれてはいるみたい。でも、「今度また会うから、お母さんケーキを作ってくれへん?」って言われてます。
■玄米茶さんのX https://x.com/genmaityanko