新型アルファードの中古車はまだ高い
アルファードの中古車相場は、コロナ禍の新車不足の時に比べると価格が落ち着きました。しかし2023年に登場した新型モデルは依然として納期が長く、需要と供給のバランスが合っていません。そのため中古車でも価格が高騰しています。
価格重視ならヴェルファイアの選択も
価格重視で高級大型ミニバンを買うのであれば、敢えてヴェルファイアを選ぶ方法もあります。同じような年式・走行距離で比べると、アルファードよりも低価格の車両が多いです。
例えば2018年式のアルファード「S Cパッケージ」とヴェルファイア「Z Gエディション」の中古車相場は、以下の通りです。
・アルファード(S Cパッケージ):約380万円~500万円
・ヴェルファイア(Z Gエディション):約370万円~450万円
※2024年4月9日現在のガリバー在庫車両より
中古アルファードを安く買うポイント
ここでは中古でアルファードを安く買うためのポイントを5つご紹介します。
▽ 1) 特に安さ重視なら2017年式以前
とにかく安さ重視でアルファードを購入するなら、2017年式以前のモデルを選びましょう。特におすすめなのは、30系前期型と言われる2015年~2017年式の車両です。現在は概ね200~300万円程度で購入できます。
なお2017年以前の30系前期型と2018年以降の後期型では、外観やグレードごとの装備も異なりますので注意してください。
▽ 2) グレードはXやSが安い
30系アルファードには多数のグレード展開がありますが、特に安いのは廉価グレード「X」とエアロ仕様の廉価グレード「S」です。グレードにこだわりなくアルファードが欲しい人は、こうした廉価グレードの車種を買うと、購入価格を抑えられます。上位グレードに比べれば装備は劣るものの、車内の広さは充分です。
【短期乗り換えなら上位グレードも】
安く買って乗り潰すなら、低年式の廉価グレードが一番安価で済みます。しかし数年で乗り換える可能性があるなら、人気グレードの「S Cパッケージ」「SR Cパッケージ」「Executive Lounge」などを検討しましょう。これらのモデルは高いリセールバリューを期待でき、売却額まで考えるとかえって得になる場合もあります。
▽ 3) 目安より少し長めの走行距離
年式と走行距離のバランスは、一般に「1年あたり1万キロ前後」を目安に考えましょう。ただし少しでも安く買いたいのであれば、この目安より少し走行距離の伸びた車両や、キリの良い数字を「少し超えた」車両を選びましょう。
例えば2020年式の車両ならば、走行距離の目安は4万キロ程度です。その中でも「3.8万キロ」と「4.1万キロ」の車両を比較すると、車両状態があまり変わらない割に車両価格に差が出ていることがあります。
▽ 4) 決算期やボーナス期で購入
中古車でも、時期によって目玉商品が出たり、普段より値引きを引き出しやすくなったりします。特にクルマ業界の決算期とされる3月は値引き交渉に応じてもらいやすく、かつ引越しや車検も多い時期でクルマの買取も増えます。
3月まで待つのが難しい場合は、ボーナス期の6~7月や半期決算を迎える9月もおすすめです。
▽ 5) 残価設定ローンを利用する方法も
予算不足の場合は、残価設定ローンを利用する方法もあります。これは車両代金の一部を残価として据え置き、残りの金額を分割で支払っていくものです。据え置いた残価は、最後にまとめて支払う(車両を購入)か、そのクルマの下取り・買取代金に充てます(車両を売却)。