1~2歳児を持つ親400人に聞いた…「梅雨時期に子どもがぐずりやすくなる」約半数…ぐずりやすい天候は?

まいどなニュース情報部 まいどなニュース情報部

今年の梅雨時期は気温が平年よりも高くなることが予測され、湿度に加え暑さにも注意が必要といいます。第一三共ヘルスケア株式会社(東京都中央区)が実施した「梅雨時期の子育て」に関する調査によると、約半数の親が「梅雨の時期に子どもがぐずりやすくなる」と回答しました。また、梅雨時期に自身の体調の変化を感じた人のうち、半数以上が「自身の不調が子どものぐずりに影響を与えている」と感じていることが分かったそうです。

調査は、1~2歳児を持つ子育て中の全国の20~40代の男女400人を対象として、2024年5月にインターネットで実施されました。

調査の結果、全体の約6割が「他の季節と比べて、梅雨時期に体調の変化(機嫌の悪さ・怠さ含む)を感じることがある」と回答しました。

また、具体的な「体調の変化」について複数回答で答えてもらったところ、「頭痛」(59.0%)、「気分の落ち込み」「倦怠感」(いずれも35.6%)などが上位に挙がりました。

さらに、半数を超える人が「梅雨時期に子どもがぐずることが多くなると感じる」(53.6%)と回答。具体的には「暑い日」(62.8%)や「雨の日」(51.5%)などに回答が集まり、一年の中で蒸し暑く雨の日が多い梅雨時期は、子どもにとっても過ごしにくい時期であることがうかがえました。

また、「自身の心身の不調が子どもがぐずることに影響を与えていると感じたことはありますか」と尋ねたところ、56.1%の人が「ある」と回答しています。

そこで、「自身(親)の梅雨の体調への影響を緩和させる方法があれば試したいですか」と尋ねたところ、約7割の人が「試したい」(69.8%)と回答。さらに、7割強が「季節や天候の変化による子どものぐずりを緩和させる方法があれば試したい」(76.0%)と答えており、子どもの体調への影響を緩和させる方法に関心が高いことがうかがえる結果となりました。

   ◇  ◇

これらの調査結果を受けて、子育てアドバイザーの高祖常子氏は以下のように解説しています。

【子どものぐずりが多いのは気のせいではない】
雨の日やじめじめとした気候が多い梅雨時期は、子どもにとって「居心地が悪い」「落ち着かない」といった感情を引き起こし、ぐずることが多くなる傾向にあります。

おむつによる蒸れやかぶれも生じやすいため、肌を清潔に保つことも心がけましょう。梅雨時期は子どもにとってストレスがかかりやすい状況にあるため、心身の変化には注意が必要です。

【梅雨こそ親自身の気分転換が大切】
子どもは親の機嫌や態度に非常に敏感です。しかし、梅雨は大人も体調や気分が優れないと感じることが多く、子育てをする上では非常に大変な時期です。そのような時だからこそ、親自身も自分を大切にする時間を作り、心のゆとりを保つことを意識してみてください。

【親子で行う梅雨を快適に過ごすためのセルフケア】
梅雨は暑さや湿気などの環境変化が多く、イライラしたりストレスがかかると自律神経が乱れ、親も子どもも心身に不調を覚えやすくなります。そのような際は、自律神経を整え気持ちをリラックスさせることが重要です。

リラックスさせる方法は様々ありますが、子どもに対しては好きな音楽をかけたり窓の外を見ながら語り掛ける、優しくなでながらマッサージをするなどして、ゆったりとした時間を作ることも効果的です。

また、子どもへのマッサージは摩擦で肌に負担がかからないようオイルやミルクの使用もおすすめです。親も自身の好きな香りのクリームを使うなども良いでしょう。このように、親子で一緒にできるセルフケアを積極的に取り入れることが、梅雨の快適な時間を過ごすことにつながります。

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