関西 28日大雨のピーク超えるが夕方まで激しい雨に注意 週明けは再び大雨の恐れ

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関西では、今日28日(金)の午後は雨のやむ時間が出てくるでしょう。夕方までは所々で強い雨や激しい雨が降りそうです。引き続き、土砂災害などに注意・警戒をしてください。明日29日(土)は天気が持ち直しますが、30日(日)は次第に雨が降り、7月1日(月)~2日(火)にかけて日本海側を中心に再び警報級の大雨となる恐れがあります。

いったん雨がやんでも注意 今日28日(金)の夕方まで所々で雨が強まる

活動の活発な梅雨前線が日本海に停滞しています。関西では、昨夜から広く雨が降り、今日28日(金)未明以降は降り方が強まったり弱まったりを繰り返しています。今日28日(金)の午後は、大雨のピークを過ぎ、雨のやむ時間が出てきますが、雨は降ったりやんだりで、ザッと雨脚が強まることもあるでしょう。夕方までは、雷を伴って激しい雨の降る所がありそうです。
昨日降り始めからの雨量は、滋賀県大津市で100ミリを超え、平年の6月一か月に降る雨量の半分近くが降っています。今日28日12時30分現在、滋賀県の一部地域には大雨警報が発表されています。土砂災害に警戒をしてください。関西そのほかの府県でも、局地的にこのあとさらに雨量が増える可能性があり、明日29日(土)の明け方にかけて大雨警報が発表される可能性があります。
このあとも最新の情報に注意し、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒をしてください。

危険な場所は近づかないで ピークが過ぎても油断禁物

雨がやんでも、明日29日(土)の明け方にかけては引き続き土砂災害や河川の増水に注意・警戒が必要です。以下のような場所は危険が潜んでいます。むやみに近づかないようにしましょう。

①河川や用水路
普段は流れの遅い河川や用水路でも、大雨によって水かさが増したり、流れが速くなったりします。

②アンダーパス
大雨のなか車を運転される際は、注意が必要です。短時間に激しい雨が降ると、低い道路に雨水が流れ込み、すぐに冠水してしまうおそれがあります。状況をみて迂回するなどの対応をとってください。

③斜面・がけ
山などの急な斜面はいつ崩れるか分からないため、決して近づかず、斜面とは反対側に避難するようにしてください。土砂災害警戒情報や大雨警報の危険度分布を細かく確認して、状況を常に把握するようにしましょう。

明日29日(土)の日中は晴れ間の出る所が多くなりますが、大雨となった場所では、まだ川の流れが早かったり、いつもより増水している川があったりするかもしれません。子供たちだけでこうした場所へ行くのは心配です。どこへ遊びに出かけるのか、安全な場所なのか、念のため大人が確認しておくといいでしょう。

週明け7月1日(月)~2日(火)は日本海側を中心に再び大雨の恐れ

30日(日)は、梅雨前線が新たに日本海へ延びだし、週明けにかけて日本海に停滞するでしょう。梅雨前線に向かって、梅雨末期に相当するような非常に暖かく湿った空気が流れ込むため、前線の活動は今回よりも活発になる見込みです。
関西では、30日(日)は次第に雨が降り、7月1日(月)~2日(火)にかけては前線に近い日本海側を中心に再び雨が強まるでしょう。大阪府、京都府、兵庫県、滋賀県では警報級の大雨となる恐れがあります。
休日の間も最新の気象情報を確認するようにしてください。

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