大雨や強風による道路への影響は? 1日朝は日本海側を中心に激しい雨で冠水も

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明日1日(月)は広い範囲で雨や風が強まり、荒れた天気に。日本海側を中心に局地的に「激しい雨」や「非常に激しい雨」が降り、道路があっという間に冠水することも。高速道路の通行止めや、列車の運休・遅延など、通勤時や帰宅時は交通機関の乱れに注意が必要です。

大雨や強風 道路は通行止めの可能性も

今日30日(日)夜からは大雨や強風により道路の通行止めなど交通機関が乱れる可能性があります。

今日16時現在、秋田県から山形県の沿岸部にはすでに暴風警報が発表されています。今夜にかけては、東北や近畿で道路への影響が大きくなるでしょう。激しい雨により道路が川のようになったり、強い横風にあおられたりすることがありますので、車の運転はいつも以上に慎重になさってください。

明日1日(月)は日本海側を中心に激しい雨が降るでしょう。局地的には滝のような非常に激しい雨が降って、道路があっという間に冠水することも。道路への影響範囲はさらに広がり、東北から九州で広く赤い「✕」となっています。特に中国地方は影響がかなり大きくなるエリアがありそうです。低い場所は冠水しやすく、特にアンダーパスは通行できなくなる可能性があります。高速道路も通行止めになることが考えられますので、明日の朝は早めに起きて、道路状況を確認しましょう。

関東地方は雨は激しく降ることはないものの、南風が強く吹くため、沿岸部の道路で影響を受ける可能性があります。

冠水道路は危険 車での走行は避けて

大雨により冠水した道路は危険です。冠水した道路の水位は見た目には判断できません。まだ、たいしたことはないと思っても、危険な深さになっている場合があります。

浸水による車への影響は、車の形や設計により異なりますが、一般的にタイヤの高さの半分を超える深さの水の中を走行すると、エンジンや電気系統に異常が生じ、走行不能となるおそれがあります。タイヤが完全に水没すると、車体が浮いて移動が困難になります。さらに、水深がドアの下にかかると、車外の水圧により内側からドアを開けることが困難となり、ドアの高さの半分を超えると、内側からほぼ開けられなくなります。水深がもっと深くなったり、流れが速くなったりすると、車ごと流される場合もあります。

車を運転中に大雨に遭遇した場合は、できるだけ低い場所を避けて運転してください。
特にアンダーパス(立体交差で、鉄道や道路の下を通る掘り下げ式の地下道)は危険ですので、近づかないようにしましょう。万が一、冠水した道路で車が動かなくなった場合には早めに脱出することが重要です。

特に風が強い所は

特に風が強まりやすいのは、次のような所です。

①「山間部の谷間」「山の切り通し」狭い所を風が通過するなど、地形の効果で、風が強まります。
②「橋の上」「海岸沿い」まわりに遮るものがないので、横風が強まります。
③「トンネルの出入り口」トンネル内は横風の影響はほとんどありませんが、トンネルを出ると、急に横風を受ける可能性があります。

強風の中では、運転を控えるか、しっかりハンドルを握って、運転してください。万が一、横風を受けた場合でも、慌ててハンドルを切らないようにしましょう。

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