5月中旬から、ピンク色の巨大な着ぐるみが東京の電車や駅構内を歩いている様子を捉えた写真や動画が相次いでSNSに投稿され、話題になっている。その正体はニューヨークのパペットアーティスト(人形アーティスト)のようだが、そのグロテスクな造形から「気持ち悪い」「怖い」と否定的な声も多い。
着ぐるみにはたくさんの風船や袋のようなものが付いており、着用している人の顔は見えない。今月中旬から「電車にすごい人乗ってきた」「ずっと鈴のようなものを鳴らしていた」と目撃情報が相次いで投稿されていた。同18日には新宿駅の構内で奇声を上げながらもがくような姿を撮影した動画も投稿されていた。
着ぐるみの正体はニューヨークのアーティスト「enormousface」で、インスタグラムのフォロワーは約1万人。投稿によると、現在世界各地を巡ってパフォーマンスしているようだ。日本語で「ニューヨークの汚物、東京に噴出」というキャッチコピーが添えられた告知画像も投稿されていた。
不審者や犯罪者の類ではなくパフォーマーであることを知った人たちからは一部で安堵の声が上がった一方、「不快」「公共の場でこれは怖い」「子どものトラウマになる」と苦言を呈す人も多い。