7月3日から流通予定の新札…「肖像になる人って基準があるの?」財務省が気になる疑問に回答

まいどなニュース調査部 まいどなニュース調査部

7月3日から、表面に「渋沢栄一」「津田梅子」「北里柴三郎」が採用された新札が流通予定ですが、「肖像になる人って基準があるの?」と気になった方も多いのではないでしょうか?財務省の公式Xアカウント(@MOF_Japan)が、そんな疑問に答えています。

肖像を選ぶ際の基準とは?

法令等の制約はないですが、おおよそ以下のような理由で肖像が選定されているといいます。なお、現在のお札の肖像は、明治以降の人物から選ばれているそう。

・偽造防止の観点から、なるべく精密な写真が入手できること
・肖像彫刻の観点からみて、品格のある紙幣にふさわしい肖像であること
・肖像の人物が国民各層に広く知られており、その業績が広く認められていること

そもそも、なぜお札には「肖像」が描かれているの?

お札のデザインに肖像が描かれているのは、「人の顔や表情のわずかな違いにも気がつく」という人間の目の特性を利用しているといいます。

肖像をはじめとするお札の様式は、通貨行政を担当している「財務省」、発行元の「日本銀行」、製造元の「国立印刷局」の三者で協議し、最終的には日本銀行法によって「財務大臣」が決めることになっているとのこと。間隔はまちまちですが、近いところではだいたい20年ごとにお札の「絵柄・デザイン」が変わっています。

また、新しいお札が発行された後も、現在発行されているお札が使えなくなるという予定はないそうです。

▽出典
・財務省 公式X/お札トリビア「肖像になる人」って基準があるの?
https://twitter.com/MOF_Japan/status/1790310411931451398
・国立印刷局HP/改刷に関するよくある質問にお答えします
https://www.npb.go.jp/ja/n_banknote/faq/

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