お年玉に紙幣の束!なのに「社会の厳しさ教える」とは?「たくさん入ってる!からの絶望」

渡辺 陽 渡辺 陽

お正月、お年玉をもらうのも楽しみの一つです。しかし、配るのが大変だったという人もいるでしょう。現金をそのままポチ袋に入れるのがスタンダードな渡し方ですが、青海(おうみ)さん(@oumi_channel)が用意したポチ袋は大中小3種類ありました。

なぜそのような渡し方をしたのかについてのヒントは、「ノーリスクでお年玉貰えると思ってる親戚の子供に100円札100枚渡して社会の厳しさを教えようと思います」というツイートに。そこには100円札が扇状に広げられた画像がありました。

さらにツリーには、「渡さなきゃいけない子が何人かいるので100円札の他にも500円札と5000円硬貨を用意しました」とも書かれています。

なぜ青海(おうみ)さんは、このような渡し方をしたのでしょうか。真意を聞いてみました。

ーーこれは本物の100円札ですか。

「本物の百円紙幣をヤフオクで購入しました。百円紙幣は旧紙幣の中でも現存数が非常に多いようで、ヤフオクで検索したところ、新札の状態の良いものが手の届く金額で大量に出回っていました。
また1万円紙幣と違って額面が低額なため、偽札の心配も無かったので選びました。500円札と5000円銀貨を選んだのも同様の理由です。調達額は100円札×100枚で14000円ほど、500円札×10枚で6500円、5000円銀貨は6000円くらいだったと思います」

「そもそもなぜ旧札にしようと思ったのかというと、渡す対象だった従姉妹が大学生になり、アルバイトを始めたと聞いたからです。自分で稼ぐ力があり、なおかつ成人であれば、多少お年玉をユニークなものにしても、自力でどうにでも解決できるだろうと考えてのアイデアです」

ーー実際に使ったり、貯金したりできるのですか。

「法令上は現在も効力を有しているので、現行紙幣・貨幣と全く同様に額面通りの効力を持ちます。銀行にもっていけば貯金もできますし、買い物にも(理論上は)使えます。ただ、発行終了から半世紀近く経過し、ほとんどの人が流通しているのを見たことが無い紙幣ですので、例え法令上有効だとしても、会計の際に使おうとすればどう考えてもトラブルの原因にしかならないと思います」

ーー渡すと、どんな反応でしたか。

「凄く驚いて、喜んでくれました。大学生が3人いたので、
①100円札×100枚(ご祝儀袋)
②500円札×10枚(中ポチ袋)
③5000円銀貨×1枚(小ポチ袋)
の三つを用意して、好きなものを選んでもらいました。明らかに大きくて厚いご祝儀袋は、全員から『こども銀行券なんじゃ…?』と警戒されましたが、選んだ子が開けたら札束が入っていて凄くびっくりすると共に、『これ使えるの!?』と聞かれました。交換したり売ったりするのは勿体無いので皆取っておくとのことでした」

ーーお金の有り難さも伝わったと思いますか。

「私自身も働き出してからお金を稼ぐことの大変さを身をもって感じ、出費をする時はコストパフォーマンスを意識するようになりました。やはり労働をしている人としていない人とではお金のありがたみが変わってくるだろうと思います。そういう意味では、今回旧札や記念硬貨を渡したのは全員アルバイトをしているので、お金の大切さは十分に理解しているんじゃないかなと思います」

リプ欄には、

「たくさん入ってる~、と喜んでからの絶望」
「ATMでは使えないのですか?自動支払機も」
「百円札も現行通貨ですから使えますよお店で。私はコンビニで女子高生店員に渡したら、店長〜!って走られましたけど…」
「凄い!今でもこんなに手に入るんだ。ビックリ」

など怒涛のようにリプライが寄せられ、「いいね」は5.9万件にもなりました。

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