ふと、財布から出した1000円札に違和感を感じたツイートが話題になっています。ツイートしたまるさん(@marumom)にお話を聞きました。
「財布から出した時『え?髪切った?』って思ったわ」という文章とともに投稿された写真。1000円札を4枚ずらして手持ちしており、よ~く見ると…1枚だけ髪が短髪です。
そう、まるさんが手にしたのは3枚の野口英世に紛れ込んだ1枚の旧夏目漱石1000円札だったのです。顔や髪の色合いもほぼ同じであることから、偶然にしても思わず「えっ!?」と戸惑うこの並び。
「これは笑うwww」
「夏目さん、髪切った?byタモリさん」
「これが本当の千円カット」
「坊ちゃん刈り っすね」
「失恋したのかな」
「もうすぐ夏やしね」
「最近本当に見ないわ、夏目様」
「お札も身だしなみが大事です」
「どっちもパッチリ目で口髭生えてる濃いめの顔だから…」
「今となっては見かけなくなっていく旧紙幣たち」
「野口千円が出た時、高校生ぐらいの子が『最近千円札の人パーマしたよね?』って言ってた」
「自分は混じってても多分気づかないだろうな」
「コレクションしてる人は欲しいと思ってしまう…」
「このツイートで人が変わってる事に気づきました」
など、ツイートを見た方からの反応も笑いにあふれ、手元にある珍しいお札を紹介する方々も。31.5万件のいいねがつき、ユーモアたっぷりのリプライが300件以上届いています。
まるさんにお話を伺いました。
――どういった場面でお気づきに?
別の財布にお金を移そうとしてまとめて取り出しました。千円札だけを取り出すつもりで券種をざっと確認しながらだったので、違和感で手が止まりました。
――いつ財布に入ったと?
当日、買い物に出た先のお釣りとして入手したと思います。
――その後、何かに使われましたか?
まだ財布に入っていますが、そのうち使います。話題になった記念に楽しい事に使おうと思ってます。
――楽しいことに!いいですね。
何気なく、自分でふふっとなったことを呟いただけだったのでたくさんの反響に驚きました。見た方の反応も概ね自分と同じように笑いとして捉えていただいていたので、共感してもらえたのは嬉しいです。
反応全てを見てはいないのですが、最初の頃に「漱石9英世1でパラパラとめくると逆に髪がボンっとなって面白い」といったような趣旨の返信をもらって、想像して笑いました。
――ご家族や近しい方々からの反応は?
Twitterでの付き合いと実生活での付き合いは分けているので、リアルな周囲の反応はほとんど聞いていません。ただ、子供のアカウントにRTされてきたようで「これ、母さんやな」と連絡が来ました(笑)
◇ ◇
「旧札も、記念にとってあるものがすでにあるので、今回のものをとっておくことはありませんが、そう言えば本当に最近見かけなくなってたな…と再認識はしました」とまるさん。
今回話題となった旧札、通常の紙幣と同様使用可能ですが、セルフレジや自動販売機など機械によってはエラーで使えないこともあるようです。
ちなみに、夏目漱石1000円券は1984~2007年まで発行されていました。野口英世1000円券は2004年から発行され、2024年からは北里柴三郎1000円券が発行予定(日本銀行公式サイトより)。いつかお宝に…とはならずとも、記念に置いておくと当時を懐かしむ思い出のお金になりそうですね。