ディスプレイにこだわった220系
▽インパネデザイン
220系クラウンセダンのインパネデザインは、ドアノブ付近まで回り込んでおり、包み込まれるような感覚だ。新開発のダブルディスプレイは、遠方配置の8インチディスプレイと、操作性を考慮し手前側に配置した7インチディスプレイの2つを連携させた。タッチパネル式なのだが、アイコンがやや小さいため押しにくい。階層が深くなる機能もあり、使い勝手は少々微妙だ。
30系クラウンセダンは、他のクラウンセダンと同じ、水平基調のスッキリとしたデザインだ。シフトノブ周りに異なるデザインを与え、セダンらしさをアピールしている。
全64色に色替え対応可能なLED照明は、インパネ左右や前席足元、リヤドアトリム左右に配置された。行燈のような柔らかい灯りによる間接光で、心地よさを提供している。
▽メーターパネル
220系セダンのメーターパネルは、当時定番の2眼オプティトロンメーターだ。視認性は良好だが、グラフィックなどにやや古さを感じる。カラーヘッドアップディスプレイは一部グレードに標準装備されている。
30系クラウンセダンのメーターパネルは、12.3インチTFTカラーメーター+マルチインフォメーションディスプレイとなった。フルデジタルで、4つのデザインテイストと、3つの情報レイアウトの計12タイプから好みの表示形式を選択できる。視認性や鮮やかさ、情報の豊富さは、220系を大きく上回る。