TBS「ラヴィット!」の韓国語通訳さんでブレーク 俳優みょんふぁが陣内智則にラブコール 「あのネタの面白さを私が翻訳します」

石井 隼人 石井 隼人

「2024年上半期最もバズった人」と言っても過言ではなさそうだ。俳優のみょんふぁ、いやTBS朝の番組『ラヴィット!』の通訳さん、と呼んだ方が早いだろう。

生放送でまさかの大バズリ

2014年に文化庁在外研修にて韓国国立劇団に留学以降、数々の日韓舞台や映画に出演してきたみょんふぁのターニングポイント。それは2024年1月23日放送の『ラヴィット!』。TBS系連続ドラマ『EYE LOVE YOU』の番宣のためにゲスト出演したチェ・ジョンヒョプの通訳として参加し、お笑いコンビ・ワラバランスの盛田シンプルイズベストの持ちネタ「イメージダイブ」を身振り手振りを付けて通訳する姿が爆笑を巻き起こした。この日の放送回はTVer同番組歴代1位の再生回数56万回を叩き出したのだ。

みょんふぁは「盛田さんの通訳としては成立していますが、チェ・ジョンヒョプさんの通訳としてはギリギリアウトです(笑)。でもMCの川島明さんはじめスタジオの皆さんが本当に優しくて。番組途中からジョンヒョプさんも大喜びされて『そのまま行け~!』と。一緒に出演した二階堂ふみちゃんも大笑い。ここまで注目されたのは私の力ではなく、皆さんのお陰です」とあの騒動を振り返る。

SNSフォロワー爆増

SNSのフォロワーは900人から1万人に激増。韓国でも番組の様子が取り上げられたほど。

「今回の信じられない現象は盛田さんが『似たような形で通訳してほしい』と言ってくれた発想力のお陰。盛田さんも私にスポットが当たったことを喜んでくれて、今度一緒に韓国で街角突撃イメージダイブをやってみようと話し合っています」

自身が代表を務める芸能事務所SORIFAを2023年に立ち上げた。そこから間もないブレイクは名刺代わりの出来事だった。「『ラヴィット!』出演後、通訳や司会の仕事も増えたし、通訳者協会という立派な組織から通訳者になりたい人たちに向けた講演会もお願いされました。営業でテレビ局に行くと皆さんから『通訳さんだ!』と言われます。どんな場所でも『ラヴィット!』の通訳さんとしての話題が会話の糸口に。すぐに距離が縮まります。景色は確実に変わりました」。

めいっ子に初めて認められる

ネットの浸透で「テレビはオワコンだ」と揶揄されて久しいが、みょんふぁは否定する。「テレビって凄い!それを私は身を持って経験しました。あの日一日中『テレビ凄い!』と連呼していました」。

幸先のいい足がかりをきっかけに夢は広がるばかり。「根が関西人なので、お笑い芸人さんの通訳とかもやってみたい。韓国でお笑いライブも出来ると思うし、陣内智則さんのネタの面白さをそのまま訳して伝えたい」と勝手にラブコールを送る。

その前傾姿勢を支えるのは家族だ。「何がうれしいって家族が喜んでくれたことです。それまで『みょんみょん何やっている人?』と言っていためいっ子が『すごい!』と初めて認めてくれた。それが何よりもうれしかった」と目を細めて「女優としても通訳としても会社としても、日韓を繋げる懸け橋のような存在になりたい」と意気込みは増すばかり。

本業の俳優の仕事としては、有田あんが監督・脚本・主演・プロデュースを務める映画『渇愛の果て、』(5月18日公開)に出演。こてこての関西弁で主人公の母親を快活に演じている。

まいどなの求人情報

求人情報一覧へ

おすすめニュース

気になるキーワード

新着ニュース