職場に推しの人がいたら、毎日出勤するのが楽しくなりそうです。看護師のよっしーさん(@siroyoshi88)には推しの医師がいるそうですが、なぜでしょう。その理由は、よっしーさんのXのポストが物語っていました。
「看護師が患者に対して治療スケジュールや注意点の説明してる時に患者が自分の妻に向かって『おい。よく聞いておけよ』って言って腕組んでふんぞり返った瞬間に『治療を受けるのはあなたです。自分の事なのでしっかり聞いて下さい』って言ってくれた医師を私はずっと推してます」
この投稿は読者の共感を呼び、
「私も推す」
「うちの父にも言って欲しいです!」
「自分の身体に関する情報はとても重要なので、しっかりと理解しておくことが大切ですよね」
というコメントが。「いいね」は4.4万件にもなりました。
よっしーさんにお話を聞きました。
ーーこういう患者さんは多いのでしょうか。
「どちらかと言うと年齢層高めな方が多いです。あまり決めつけて言うのは良くないと思いますが、中高年層の方が割と多い印象です。基本的にこういう人は、自分の身体のことという認識が低いのかもしれません。病気のことや治療のことは医者の仕事、自分は治療を受けるだけという人は少なくないと思います。しかし、治療によって辛い思いをしたり痛い思いをしたりするのは本人なので、その辺は知っておかないと、『こんなはずじゃなかった!』ということになります」
ーー先生は淡々と対応していましたか。
「そうですね。おそらく、感情的に伝えることが逆効果になるという考えもあったと思います。基本的にこの仕事をしていて思うのは、感情的な方にこちらも感情的に応戦するのは逆効果ということです」
ーー男性医師だから言うことを聞くのでは。
「大半の患者さんは、看護師には色々言うけど医師の言うことは聞きます。難しいのですが、それはそれで良いと思うこともあります。医師には言えなかったけど看護師には素直に気持ちを伝えられるとかなら良いと思います。八つ当たりのような理不尽な物言いは私達も人間だから嫌ですが、辛い気持ちを看護師になら言う、というのであればWelcomeです。そのための看護師って存在だとも思いますので」
ーー他にも推したくなることはありますか。
「この医師は常に私たち看護師のことを気にかけてくれる方です。『今、大丈夫ですか?』とか『看護師さん達も忙しいですよね』とか。患者にも、『看護師さんいなきゃ僕たちも仕事成り立たないんで』と言ってくれる人でした」
よっしーさんが推す医師は、横柄な患者にも看護師にも、相手のことを思いやる言葉をかけられる方なのですね。だから、ふんぞり返っていた人も素直になれるのでしょう。